怖いけど面白い Netflix「地面師たち」(ネタバレ感想)

怖いけど面白い Netflix「地面師たち」(ネタバレ感想)

Netflixで配信中のドラマ「地面師たち」を見ました。
2017年に実際に起きた被害額約55億円に上る「積水ハウス地面師詐欺事件」をモデルとしている新庄耕の小説が原作。土地の所有者になりすまして売却をもちかけ、多額の代金をだまし取る不動産詐欺を行う「地面師」の犯罪を描いています。

 

地面師たち(TOKYO SWINDLERS) 2024年Netflix 全7話

 

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ストーリー

辻本拓海はハリソン山中の指示のもと、「情報屋」の竹下、なりすまし犯をキャスティングする「手配師」の麗子、「法律屋」の後藤、身分証や公的証書の偽造を手掛ける「ニンベン師」の長井らとともに、「交渉役」として不動産詐欺を働いていた。
地面師と呼ばれている彼らだったが、拓海はかつて地面師に騙され、一家崩壊した過去を持っていた。

キャスト

辻本拓海に綾野剛、ハリソン山中に豊川悦司、「情報屋」の竹下に北村一輝、「手配師」の麗子に小池栄子、「法律屋」の後藤にピエール瀧、「ニンベン師」の長井に染谷将太、警視庁の刑事、下村辰夫にリリー・フランキー、新人刑事の倉持玲に池田エライザ、地上げ屋の林にマキタスポーツ、マイクホームズ社長の真木に駿河太郎、石洋ハウスの青柳部長に山本耕史、須長部長に松尾論、他オクイシュージ、吉村界人、松岡依都美、安井順平、マテンロウなど。
監督は大根仁

ネタバレ感想

新庄耕の原作小説も2017年の積水ハウス地面師詐欺事件も地面師という言葉さえも知らなかったのですが、
オーシャンズ』シリーズの様な詐欺話(コンゲーム)として面白かったです。

全7話の中で2つの詐欺が描かれます。
詐欺の手口の説明的な1つ目と、100億超えの大仕事としての2つ目。
詐欺にあいたくはないですが、その用意周到な準備段階は興味深い。
まず、材料となる土地の選定、土地所有者の替え玉となる身代わりの手配と本人に成り切るための教育、本人確認書類の偽造、その土地を買いたいターゲットとの交渉など、売買契約成立に持ち込むまでの段取り。
詐欺の実行の話に、拓海の過去とハリソンとの出会い、ハリソンを追う下村刑事と新人倉持、土地所有者の弱みなどのドラマも絡んで来ます。
詐欺の実行に直接関わらないハリソンが張り巡らした網に引っ掛かり、次々と人も死ぬ。
サドのハリソンの殺し方がエグい。( ̄▼ ̄|||)

個人的には、拓海がハリソンを騙して追い詰めるみたいなラストを期待していたのですが、
残念ながらそうはならず。
ハリソンが海外で暗躍する原作小説も出た様なので、続編もあるのかしら。

 

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