『アベンジャーズ/エンドゲーム』 がっつりネタバレ感想

『アベンジャーズ/エンドゲーム』 がっつりネタバレ感想

アベンジャーズ/エンドゲーム』IMAX3Dでお代わりしてようやく落ち着いたので、ネタバレ御免の記事を書きます。未見の方はネタバレ無し感想の方をどうぞ!今回IMAXは3Dしか上映していないので3D版を観ましたが、2D版の方が良いと思う。

メインキャストや背景は分かっているものとして、ガンガン行きます!
だらだら長いです!

序盤

いきなりのホークアイ/クリント・バートン一家。司法取引して自宅軟禁状態のクリントだけど、家族と過ごす幸せな日々。の風景から一転。
前作『インフィニティ・ウォー』の悪夢が一気に蘇ります。
次に、残ったアベンジャーズメンバー、タイタン決戦組のアイアンマン/トニー・スタークとネビュラは地球へ帰る手段が見つけられず、宇宙を彷徨ってます。トニーのやつれ具合が痛々しい。
困った時のキャプテン・マーベル、によって地球へ戻ることができたトニーらを待っていたのは、ワカンダ決戦組キャプテン・アメリカ/スティーブ・ロジャース、ブラック・ウィドウ/ナターシャ・ロマノフ、ハルク/ブルース・バナー、ウォーマシン/ローディ、ソー、ロケット。
やっと再会したのにまだキャップを許せないトニー。多分キャップより自分自身が許せないんでしょうが、そんなトニーとキャップを見ているのも辛い。

サノスを見つけ、6つのインフィニティ・ストーンを取り返すはずが、時すでに遅し。

5年経過

キャップはサムのセラピークラスを引き継いだのかグループセラピーのカウンセラーの様なことをしています。ここでデートの話をしているのが監督の片割れジョー・ルッソ監督なので、シリアスなシーンなのに軽く吹いちゃいました。アンソニー・ルッソ監督の方は指パッチンで消滅?( ̄m ̄〃)ぷぷっ!
生き残ったアベンジャーズも宇宙のそれぞれに散らばって、本部にはナターシャとキャップのみ。毎回髪型も髪の色も変えていたナターシャが、5年前のブロンドがそのまま伸びた様な髪型で、まだ彼女が立ち直ってないことが一目で分かります。そこへ『アントマン&ワスプ』の最後で量子世界へ行ったままになっていたアントマン/スコット・ラングが訪ねてきて、消滅した人たちを戻す可能性が。ただし、スコットには量子トンネルは作れない。
意外にも郊外でひっそり暮らしているトニーを訪ねますが、ペッパーと娘モーガン(『インフィニティ・ウォー』で、子供が出来たらペッパーのおじさんの名前モーガンと付けるとトニーが言ってましたね。女の子なのにそのまま付けてる)と幸せな日々を過ごしているトニーは断ってしまう。今の幸せを壊すリスクは犯せない。けれどスパイダーマン/ピーター・パーカーの事が頭を離れない。

5年経った他のメンバーは、ブルースはハルクと合体。
ローニンと成り、世界中で悪人を殺しまくっているクリント。
スターロードが居なくなってから、一手にお笑いパートを引き受けているソーは大増量(特殊メイクですよね?)
案外笑えるシーンも多い今作。
トニーがアベンジャーズ本部に戻りキャップと和解しますが、まだまだ堅い二人。でもトニーが居るとあっと言う間に量子世界への旅立ち準備完了。

”タイム泥棒”作戦(過去作のネタバレも有り)

MCUシリーズを観てきた人は、懐かしさと驚きで一杯になるパート。
量子世界では時間の流れが違うことを利用し、サノスより前に石を手に入れ、指パッチンで消えた人を戻すという作戦。タイムトラベルで過去を変えるのではなく、新しい未来を作るということらしい。

過去作出演の懐かしのキャストが続々と登場。役者を引退しているはずのロバート・レッドフォードまで出てきてビックリ。(引退前に撮影して他のかもだけど)
ソーとロケットは『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』(2013)時のアスガルドへ向かい、ソーの当時の恋人ジェーン・フォスター=ナタリー・ポートマン(今回新たに撮ったのは声だけ)からエーテル(リアリティ・ストーン)を回収、ソーの母フリッガ=レネ・ルッソに会い、ムジョルニアまで持ち帰ります。
アベンジャーズ』(2012)時のNYへ向かったチームのブルースは、ドクター・ストレンジの師匠エイシェント・ワン=ティルダ・スウィントンからタイム・ストーンを預かることに成功。
キャップとトニーとスコットはスタークタワーへ向かい、ロキ=トム・ヒドルストンのセプター(マインド・ストーン)は手に入れたものの、4次元キューブ(スペース・ストーン)奪取に失敗し、再度1970年のニュージャージーへ向かう事に。ようやくトニーとキャップの本当の和解に胸をなでおろしていると、スタン・リーのカメオ出演。
トニーは父ハワード・スターク=ジョン・スラッテリーに会い、キャップはペギー・カーター=ヘイリー・アトウェルに後ろ髪を引かれながらも4次元キューブと量子世界の移動に必要なピム粒子(でしたっけ?)を無事入手。
ちなみにハワードの運転手のジャーヴィスは、スピンオフのTVシリーズ「エージェント・カーター」でAIのジャーヴィスの名前の由来となった生身のジャーヴィスを演じているジェームズ・ダーシー
ネビュラとローディは『ガーディアン・オブ・ギャラクシー』(2014)の惑星モラグで、スターロードが手に入れる前のオーブ(パワーストーン)を手に入れますが、同じくオーブを狙っていた過去のネビュラに未来のネビュラが捕まってしまう。タイムパラドックスとか一切無視で話は進行。
惑星ヴォーミアへ向かったクリントとナターシャは、ソウルストーンは手に入ったけど、辛すぎる結末。

最終決戦

石が揃い、あっけないくらいあっさり5年前に消えた人たちを戻せたと思ったのも束の間、過去ネビュラの手引きで過去サノス軍団が襲来。まさかの展開!
どう言う仕組みでサノス軍団が来られたのか考える間も無く、バトルに突入。必死で戦うメンバーがサノスの絶対的な強さにくじけそうな頃、来ましたよ!復活した味方の大群が!

やっと聞けたキャップの”アベンジャーズ!アッセンブル!”からのバトルでは、
キャップがソーのムジョルニアを使うシーンに胸熱。『エイジ・オブ・ウルトロン』の時に持ち上げられそうでしたもんね。
でも個人的に一番気になったのは、ペッパーがアーマーを着て参戦してること。いつの間にそんな訓練を?

結局、1400万605分の1の確率の勝利の代償はトニーの死でした。
エイジ・オブ・ウルトロン』でニック・フュリーにトニーが語った悪夢が「自分以外全員死んだ。自分が止めなかったせいで。」だったことからも、こういうラストになるのかもという予感が少しはあった気がします。ペッパーもこうしないと彼が救われないことを分かっていたのでしょう。トニーに「私達(ペッパーと娘)は大丈夫」と告げたのでしょう。自分以外を心配する彼だから。

フィナーレ

トニーの葬式にも過去のキャスト達が集結。一人参列している男の子が誰なのか気になりましたが、『アイアンマン3』(2013)に出ていた発明少年ハーレー・キーナー=タイ・シンプキンスでしたね。2代目アイアンマンなのかしら?

インフィニティ・ストーンを元の場所に返しに行く時に、ムジョルニア持ってましたね。キャップが返すことを踏まえて持てるようになったのでしょうか?いろいろ細かいところまで伏線が張られ回収されています。
歳をとったキャップがサムと再会した時、字幕には出てませんでしたが、「トニーが言ったように自分の人生を生きてみるのもいいかと思って」と告げてました。『エイジ・オブ・ウルトロン』の最後でトニーがキャップに、ヒーローじゃない自分の人生を生きることも出来ると言ってましたね。
ずっと国のために人のために生きてきたキャップが、自分の人生を生きられて、ペギーとダンスが出来て本当に良かった。個人的には納得のラストでした。よくぞここまで作ってくれました。ありがとうケヴィン・ファイギ
ありがとう、ロバート・ダウニー・Jr.

2代目キャプテン・アメリカは決まったようですが、フェーズ4はどんなメンバーになるんでしょうね。

オリジナルアベンジャーズキャストのサイン入りエンドクレジット(このメンバーはもうMCU卒業なんでしょうね)の後、最後の最後になる音は『アイアンマン』(2008)で捕えられた洞窟で最初にトニーがアーマーを作った時の音。

お疲れ様でした。アイアンマン、トニー・スターク。

 

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