正直なところ、もう観なくても良いかなと思っていたのですが、友人が観たいというので『Michael/マイケル』を観ました。

Michael 2026年米 126分
ストーリー
1966年、野心家のジョセフ・ジャクソンは息子たちに歌と踊りの厳しいレッスンを課し、末っ子のマイケルをリードボーカルに据えた兄弟グループ“ジャクソン5”として売り出す。モータウンと契約したグループはアルバムをリリース。人気がどれほど出ても、父ジョセフの支配からは逃れられなかった。1978年、青年となったマイケルは、名プロデューサー、クインシー・ジョーンズと運命の出会いを果たし、初のソロアルバム『オフ・ザ・ウォール』を発表、弁護士ジョン・ブランカを雇いジョセフをマネージャーから解雇するが…。
キャスト
マイケルに実の甥であるジャファー・ジャクソン(幼少期のマイケルはジュリアーノ・クルー・バルディ)、父ジョセフにコールマン・ドミンゴ、母キャサリンにニア・ロング、音楽プロデューサーのクインシー・ジョーンズにケンドリック・サンプソン、長年の弁護士ジョン・ブランカにマイルズ・テラー、他マイク・マイヤーズなど。
監督は『イコライザー』のアントワーン・フークア。
ネタバレ感想
自分はMTVで「ビート・イット」や「スリラー」のMVの登場をリアルで見て、時代の変化を生で感じた世代なので、最初は映画も観る気だったのですが、マイケルの妹のジャネットや娘パリスが映画製作に賛同していないこと、当初の脚本にはあった児童性的虐待疑惑についての内容が全て削除されたということを報道で知り、ただのサクセスストーリーで終わっているのなら観なくても良いやと思っていました。
しかし本作を観ると、サクセスストーリーとも言い難い。
1966年の「ジャクソン5」結成から、1988年の「BAD」ツアーのところで終わるという、なんとも中途半端に思えました。
天才「キング・オブ・ポップ」というより、かわいそうな青年マイケルとしか思えなくて。
彼のその後を知っているだけに、どうにも後味が悪い。
厳しい父親の呪縛から逃れるまでという話になっていて、それもよくある話で、子供時代に有名になってしまったが為に友人もできず、ペットや絵本のネバーランドに救いを求めるというのも、子役時代に有名になってしまった俳優の話などでもよく聞きます。
その不遇な私生活の反面、公にはスターダムを駆け上がっていく訳ですが、無垢な聖人の様に描かれているのもなんだか面白みがないというか、なかなか父親を切れない彼が不憫で。
マイケル本人を知っている世代としては、甥なのでよく似ているけれどやはり違うので、盛り上がれない。マイケルを初めて知る方向けの紹介的なものなのかも。
続編も作るみたいですが、さあ、どうしますかね。


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