サンティアゴ巡礼 準備編

サンティアゴ巡礼

8月31日の記事でサンティアゴ巡礼に行ってきますとお伝えしていたとおり、同日日本を出発し、9月2日から10月7日の36日でサンティアゴ巡礼フランス人の道を完歩して10月13日に帰国しました。
詳細はおいおい書くつもりですが、まず準備について振り返ってみます。

サンティアゴ巡礼(カミーノ)とは

キリストの最初の弟子である聖ヤコブの墓が祀られているサンティアゴ大聖堂を目指す巡礼。
サンティアゴ大聖堂はスペインのガリシア州の州都サンティアゴ・デ・コンポステーラにあります。
聖地サンティアゴを目指すルートは複数有り、今回自分は1番距離が長くて人気の高いフランスから入る「フランス人の道」を歩きましたが、その他にポルトガルの首都リスボンから北上する「ポルトガルの道」、イベリア半島の北側を歩く「北の道」、港町フェロールから歩く「イギリス人の道」、スペインのセビージャから歩く「銀の道」など有ります。

どうしてカミーノへ?

カトリックでもクリスチャンでもなく、お遍路に興味も無いし歩くのが好きな訳でもないのに、
なぜカミーノを歩きたいと思ったかというと、きっかけは2013年に映画『星の旅人たち』を観てカミーノについて知り、2016年に俳優の平岳大さんがスペインを旅しながら学ぶNHKTV「旅するスペイン語」と、平さんがカミーノを歩かれた番組を見て、漠然といつか行けたら良いなと思っていました。

ファンになって以来いつかベネディクト・カンバーバッチと2ショットが夢でしたが、一昨年去年の東京コミコンで叶ってしまい、次の夢はなんだろうと考え、カミーノへ挑戦する気になりました。

時期と行程

巡礼のベストシーズンは5・6月か9月と言われています。
11月〜3月は宿泊場所や店が休業してしまうところが多くなり、ピレネーなど積雪で道が閉ざされる場合もあり、9月スタートに決めました。

次に、どういう行程で歩くのか。
1日に歩く距離はもちろん自分のペースで良いし、全行程を1度に歩く必要もなく、何回かに分けて歩いても構いません。
それでも目安が欲しいので、ガイドブックを見たり、ネットで経験者の方の体験談などを探して参考にしました。
有名なJohn Brierleyのガイドブック(実際に持っている方、このガイドの行程で歩いている方も多かった)では、1日に20〜30km歩き33日間で到着。
また「日本カミーノ・デ・サンティアゴ友の会」というサイトがあり、そちらの行程プラン例はお休み(ゼロデイ)3日を含めて37日、日本人向けの行程表かなと思い、こちらをベースに歩きました。

飛行機・列車・宿の予約

37日ギリギリでは心許ないので数日余裕を持たせて、家人のスケジュールなども考え8月31日出発10月13日帰国を決め、大阪・東京・仁川出発にするか、直行便か乗り継ぎかなどSkyscannerで検索検討し、成田からアブダビ経由でパリのシャルル・ド・ゴール空港(CDG)へ朝着くエティハド航空券を7月11日に購入。エティハド航空はLCCでは無いのに、基本料金には7kgまでの手荷物しか付いていなくて、受託手荷物を追加料金で追加、公式サイトよりHISの方が安かったので、そちらで購入(¥211,420)。パスポートは5月に更新していたのでもっと早く取れば、安くなったんですが、迷いが多くて( ̄▼ ̄;アハッ・・・・
パリからはビアリッツ空港まで飛行機か、バイヨンヌまでTGV(新幹線)で行くか迷いましたが、グズグズしているうちに飛行機代がどんどん高くなり手が出せず、TGVのチケットを「omio」というサイト(日本語)で購入(¥22,075)。
帰国便が10時発なのでCDG近辺で前泊する宿、当日の空港への送迎シャトルバス(7€)。
ハイシーズンの9月は宿が取れない可能性があると聞き、現地到着後1週間分の宿も事前にBooking.comで予約しました。
地元から成田へはJetstar、遅延で乗継がうまくいかない場合に備えて、帰りは時間変更できるチケットにしました(¥25,470)。

インターネット

宿には大抵Wi-Fiが有るということでしたが、自分は地図が無いとどこにも行けない方向音痴。
自分の現在位置が分かる地図アプリを使用するため、屋外でのネット環境は必須。
airaloのeSIM(ヨーロッパ対応:30日間5G¥3,150)を購入し出発前にアクティベートし、後は7日分づつ追加チャージしました。

クレジットカード

クレジットカードはかなり使えたし、クレカが使えるところはスマホのタッチ決済も出来たので、念の為現物も持って行きましたが、持ってなくても大丈夫でした。
小さい町や10€以下はカードが使えない店などもあり、現金ももちろん必要。
為替レートが良いというWiseというカードを作り、現地で使うお金はWiseカードに送金しユーロへ両替、デビッドカードとして使ったり、ATMで現金を引き出したりしました。

荷物

大体は↑のとおり。
左上から歩き用リュック、送り用リュック(←荷物が入り切らず他の物に替えました)、手袋、帽子、ネルシャツ、吸湿速乾性の長袖Tシャツ2枚、着て行くものを含めて下着3着、サポートタイツ2枚、スパッツ、夏用の登山パンツ、シャワールームに持ち込むナイロンバッグ、洗濯用のバッグと紙石鹸、ヘッドランプ、イヤホン、ピンチ・洗濯バサミ・S字フック、サポートタイツ2枚、手拭い3枚、レインパンツ、レインジャケット、中綿入りナイロンジャケット、寝袋、晴雨兼用傘、トレッキングポール2組、化粧品(オールインワンジェル・日焼け止め・リップクリーム)、医薬品(酔い止め・整腸剤・絆創膏・テープ・サプリメント・靴擦れ防止クリーム・筋肉痛用クリーム)、爪切り、歯ブラシ、ティシュ、マスク、予備バッテリー、タイプCの充電プラグとコード、ノートとボールペン、石鹸など。
写ってないけれど、ワンピース、サンダル、ミドルカットの登山靴、インナーソール、ウェストポーチ(財布・パスポート・Eチケット写しなど)、浄水フィルター付き水筒、非常食を少し。
荷物は体重の1割までが理想らしいのですが、トータルで7kg超えてしまいました(>_<)

傘はほとんど使わなかったので、持っていかなくても良かったかな。
レインウェアはポンチョにするか悩みましたが、自分が行った期間は雨が降っても短時間の霧雨が多かったのでポンチョの方がリュックが濡れなくて良かったかも。

ティッシュは足りなくて現地で買い足しました(トイレットペーパーが切れてたり^^;)。
絆創膏も全然足りず、途中で風邪薬も買ったので、薬はもっと持ってた方が良かったですね。

出発前の事前準備はこんなところかな。
出発後に続きます。

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