アカデミー賞7部門受賞の『オッペンハイマー』、IMAXで観ました。
ずっしりな内容ですが、次々と出てくる馴染みの役者を発見する楽しみも。

Oppenheimer 2023年米 180分 R15+
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ストーリー
第二次世界大戦下、アメリカはナチス・ドイツに先駆けて原子爆弾を開発することを目標に極秘プロジェクト“マンハッタン計画”を始動させ、そのリーダーにイギリスやドイツの名門大学に留学経験のある天才物理学者ロバート・オッペンハイマーを任命する。ユダヤ人でもある彼は、ニューメキシコ州のロスアラモス研究所に全米の英知を結集し原爆開発に邁進、ついに世界初の核実験を成功させるのだったが…。
キャスト
ロバート・オッペンハイマーにキリアン・マーフィ、妻キャサリンにエミリー・ブラント、グローブス准将にマット・デイモン、原子力委員会のストローズにロバート・ダウニー・Jr、ジーン・タトロックにフローレンス・ピュー、ローレンスにジョシュ・ハートネット、ラビにデヴィッド・クラムホルツ、ニールス・ボーアにケネス・ブラナー、ハイゼンベルクにマティアス・シュバイクホファー、トルーマン大統領にゲイリー・オールドマン、アインシュタインにトム・コンティ、他ケイシー・アフレック、ラミ・マレック、マシュー・モディーン、デヴィッド・ダストマルチャン、デイン・デハーン、ジェイソン・クラーク、ジェームズ・ダーシー、オールデン・エアエンライクなど。
監督は『ダンケルク』『TENET テネット』などのクリストファー・ノーラン。
ネタバレ感想
2006年ピュリッツァー賞を受賞した伝記「『原爆の父』と呼ばれた男の栄光と悲劇」の映画化。
この映画は時系列が交錯していて、
1954年に開かれた聴聞会でのオッペンハイマーの供述で過去を回想する形となっていますが、
1959年のストローズの公聴会の様子も入ってくるのでややこしい。
オッペンハイマー視点のシーンはカラー、オッペンハイマーが見ていないストローズのシーンはモノクロ、
手法が『哀れなるものたち』とかぶっている不思議。
登場人物たちの専門や功績など知らなくても、特に問題ありません。
ユダヤ系移民であるオッペンハイマーが、ナチスドイツより先に原爆を開発するためにチームを作り、
科学者達が憂いなく研究に没頭するために家族も呼び、ロスアラモスに町まで作ります。
その辺りの米国の融通性と機動力には圧倒されます。
決して社交的ではないのに、リーダーシップがあり、女好きというオッペンハイマーの性格も興味深い。
核の抑止のために作ったはずが、酷い悲劇を生んでしまったという後悔から水爆の開発に反対。
それがゆくゆくソ連のスパイの疑いを掛けられることに繋がっていきます。
オッペンハイマーの人物像と『アマデウス』的なストーリーに目が離せなくて、
3時間の尺も気になりませんでしたし、まだまだ見逃してるところがありそう。
主演のキリアン・マーフィーは主演男優賞に相応しい。
フローレンス・ピューが脱いでるのはビックリでしたけど。
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コメント
3時間、観客を引っ張るために映像と音の圧力を強くしたって感じで、そこまでしなくても作れる話かなって思っちゃいました。でも、その一方で、この題材で地味に作ったら客が来ないから、65ミリ撮影とかIMAXとか使って大作感を出したのかなって気も。ドラマの体裁はすごいけど、中身が今イチってのが「ゴジラ ー1.0」とちょっと似てるかな。
einhornさん
音の圧力で緊張感があった感じはしましたね。
ストローズとの対立とかアインシュタインとの対比とか、いろんな要素が入っているのだけれど、逆に何を訴えたかったのは分かってない気がします。
全てひっくるめての人となりを描くのには、おっしゃるとおり演出の力が必要だったのかも。
登場人物が多かったのですが、豪華キャストで、「ああ、あの人ね」とする理解できました。
名前は覚えきれませんでしたが。
音響と言うか音量がすごくてビックリ。これも映画鑑賞するべき理由の1つなのかも。
展開もどんどん進んで、ついて行くのに必死でしたが、3時間の長尺もまったく気にならなかったのは、さすがノーラン。
これだけ大ヒットした映画なのですから、世界が核兵器断絶に進んで行ってほしいものですが…。
どらごんづ★さん
名前とかは覚えられないですよね。
覚えなくてもストーリーの流れは追えますが、どういう人なのか分かっているほうが理解は深まりそう。
ほんと音が凄かったですね。
核も水爆も不要です。原子力発電所も要らないです。