感想が遅れましたが、『ナイル殺人事件』を初日レイトで観ていました。
アガサ・クリスティの原作小説を読んだかどうかはすっかり忘れ、1978年版の映画も劇場鑑賞した覚えはあるのですが、内容はさっぱり忘れているので、無問題。
Death on the Nile 2020年米 127分
ストーリー
大富豪の娘リネット・リッジウェイは、親友のジャクリーンから彼女の婚約者サイモン・ドイルを略奪し結婚したため、新婚旅行の行く先々でジャクリーンに付け回されていた。命の危険を感じたリネットは、旅先のエジプトで偶然出会ったエルキュール・ポアロに同行を求め、友人ら招待客を乗せた貸し切りの豪華客船でナイル川をめぐるクルーズへと繰り出す。ジャクリーンから逃げたつもりが、途中の港から彼女も乗り込み騒然とする船内。翌朝、リネットが殺されているのが見つかりポワロは犯人探しを始めるが…。
キャスト
エルキュール・ポアロにケネス・ブラナー、親友のブークに前作『オリエント急行殺人事件』から引き続きトム・ベイトマン、ブークの母にアネット・ベニング、大富豪のリネットにガル・ガドット、夫のサイモン・ドイルにアーミー・ハマー、リネットの親友ジャクリーンにエマ・マッキー、メイドのルイーズにローズ・レスリー、ブルース歌手のサロメにソフィー・オコネドー、サロメの姪のロザリーに『ブラックパンサー』のシュリことレティーシャ・ライト。
他ラッセル・ブランド、アリ・ファザル、ジェニファー・ソーンダース、ドーン・フレンチなど。
監督は『オリエント急行殺人事件』から引き続きケネス・ブラナー。
ネタバレ感想
2017年の『オリエント急行殺人事件』から、随分時間が経っちゃいましたね。
冒頭でも買いたとおり、ストーリーはすっかり忘れていたので新鮮に観られました。
今作は謎解きより愛がテーマな印象。
推理パートの比重が小さい感じ。
乗客全員がリネットと何らかの因縁がある設定の割に、その辺はさら〜っと流れる。
いつもだとしつこいと感じるポワロの調査もあっさり目。
その代わり、乗客たちの愛の話が盛り込まれていました。
本作独自のアレンジは、ポワロの過去と彼の愛。髭誕生の逸話は新鮮で興味深かったです。
最後のシーンの伏線にもなっていました。
一点不満なのは、なぜ相棒を殺しちゃったのか。
愛のためとは言え、盗みをすることを思いつく様な彼ではなかったはず。
あと、ポワロが身上調査をするというのも違う様な気がしたけど。
相棒が居なくなったら次の事件はどうするの？
もうこれで打ち止めかしらん。
