『シャザム!』 爆笑コメディかと思えば案外ほろ苦い成長譚(ネタバレ感想)

『シャザム!』 爆笑コメディかと思えば案外ほろ苦い成長譚(ネタバレ感想)

シャザム!』2D字幕版で鑑賞。
大笑いな悪ノリコメディーかと思えば、殻に閉じ籠っていた少年が心を開く成長譚ににっこり。アメコミ映画のお約束、エンドクレジット中と最後にもワンシーンありますので、お見逃しなく!

SHAZAM!  2019年米 132分

ストーリー

身寄りの無い孤児のビリー・バットソン。今までに何度も養家から逃げ出してきた彼を新たに引き取ったグループホームには、足の不自由な少年、フレディ達が居た。グループホームにもフレディ達にもなかなか馴染まないビリー。ある日ビリーは謎の魔術師と出会い、彼からスーパーパワーを授けられ、「シャザム!」と唱えると筋肉ムキムキのスーパーヒーロー、シャザムに変身できるようになる。秘密を知ったヒーローオタクのフレディと共にヒーローとしての力を楽しむようになったビリーの前にシャザムのスーパーパワーを狙うドクター・シヴァナという科学者が現れる。

基本情報

DCコミックスの映画化”DCエクステンデッド・ユニバース”(DCEU)の7作目。
DCEUの過去作は『マン・オブ・スティール』(2013)『バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生』 『スーサイド・スクワッド』(2016)『ワンダーウーマン』『ジャスティス・リーグ』(2017)『アクアマン』(2018)

公式サイトによると”SHAZAM”は神の名前の頭文字からついた言葉。
SOLOMON(ソロモンの知恵)HERCULES(ヘラクレスの剛力)ATLAS(アトラスのスタミナ)ZEUS(ゼウスの万能)ACHILLES(アキレスの勇気)MERCURY(マーキュリーの神速)ですって。

キャストについて

シャザムにザッカリー・リーヴァイ、『マイティ・ソー/ダークワールド』と『マイティ・ソー バトルロイヤル』でファンドラルを演じている彼、マーベルとDC掛け持ちですね。シャザムに変身するビリー・バットソンにアッシャー・エンゼル、ビリーの友人フレディに『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』のジャック・ディラン・グレイザー、ビリーをシャザムにする魔術師にジャイモン・フンスー、彼もマーベルと掛け持ち組ですね。
今回のヴィラン、Dr.シヴァナはマーク・ストロング
グレイス・フルトン、イアン・チェン、フェイス・ハーマン、ジョパン・アルマンド、マルタ・ミランス、クーパー・アンドリュースなど。
監督はデヴィッド・F・サンドバーグ

感想

スパイダーマンは高校生ヒーローだけど、今回はもっと年齢が下の14歳。ヒーローになっても中身は子供なので、悪ふざけ全開。それでも肝心な時に自分がやるべき事、やらなければならない事をわかっているところは、大人の様な余計な事を考えないからかも。
大体、純粋な魂って一体なんなんでしょうね?
完璧を求めすぎた魔術師が純粋な魂を傷つけてしまった様に。
子供はみんな純粋なんだけど、周囲の環境が子供を変えてしまう。
メンターが大事なんでしょうね。それが師であったり、仲間であったり。
ノリノリコメディかと思えば、案外ほろ苦い、ちょっと考えさせられる話でした。変身前の子供の時はクールで無口なのに、変身してからはやたらハイテンションなのが興奮している子供っぽくって可愛いらしい。展開はわりと読めちゃうけど、本当にヒーローになれるのかハラハラさせてくれます。
心を開いてからは大盛り上がりで一気にラストへ。
さて、彼は真のヒーローになれたのか。
しっかり続編もできそうな感じで終わったので、また会えるのかも。

 

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