演者も観客も自由に楽しむ 『真夏の夜のジャズ』

演者も観客も自由に楽しむ 『真夏の夜のジャズ』

ほぼ2ヶ月ぶりの映画館で『真夏の夜のジャズ』を観ました。
角川の公式をフォローしているせいで、絶賛ツイートをたくさん目にして、たまたま上映時間があったので観てみました。 

 

JAZZ ON A SUMMER’S DAY 1959年米 86分

 

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ジャズの祭典

 
アメリカのロードアイランド州ニューポート市で、1958年7月3日〜6日に開催された第5回「ニューポート・ジャズ・フェスティバル」と、同時期に開催されたヨットのアメリカズカップの模様を撮ったドキュメンタリーを、日本公開60年を記念して4Kのあざやかな映像でリバイバル。 

出演ミュージシャン

 
ジミー・ジェフリー・スリー、セロニアス・モンク、ソニー・スティット、アニタ・オデイ、ジョージ・シアリング・クインテッド、ダイナ・ワシントン、ジェリー・マリガン・カルテット、ビッグ・メイベル・スミス、チャック・ベリー、チコ・ハミルトン・クインテット、ルイ・アームストロング・オールスターズ、マへリア・ジャクソン。
 
監督は、後にオードリー・ヘプバーンやエリザベス・テイラー、マドンナなども撮影したカメラマンのバート・スターン。 

感想

 
60年前の映画とは思えない綺麗な映像と、音がまた良かったですね。
スタジオ録音で被せてるのかと思ったくらい。
 
ジャス・ミュージシャンと言えばせいぜい、ルイ・アームストロング、セロニアス・モンク、チャック・ベリー(彼はロックだと思ってたけど)の名前を知っているくらいで、曲は「聖者の行進」くらいしか知らない自分が観ても、正直なところ大興奮とか大感激にはならないんですけど、監督がカメラマンだからか、演奏と同じくらい観客を撮っているんですね。
当時の観客の様子、お洒落してまさにお祭りを楽しみにしている感じが伝わってきます。
飲みながら食べながら、本を読んだり、一緒に口ずさんだり、踊ったり、カップル(この言葉はまだ大丈夫?)だったり、子連れの家族だったり、老若男女、白人、黒人、ラテン系、アジア系、みんな一緒になって、それぞれ思い想いの方法で楽しんでいるところが良いですね〜。近所のバーも大忙し。
 
サッチモのMCが面白くて、てっきりトリかと思っていたら、日曜だからか(それだけじゃないと思うけど^^;)トリはゴスペルで、踊ってた観客たちもゴスペルは神妙に聴いています。
演者も観客もみんなが楽しんでいるのが伝わってくる映画でした。

 

 

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