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「777 トリプルセブン」 伊坂幸太郎

本の旅

伊坂幸太郎の殺し屋シリーズ、「グラスホッパー」、「マリアビートル」、「AX アックス」に続く4作目「777 トリプルセブン」を読みました。

777 トリプルセブン 2026年 伊坂幸太郎

あらすじ

やることなすことツキに見放されている殺し屋・七尾。通称「天道虫」と呼ばれる彼が請け負ったのは、超高級ホテルの一室にプレゼントを届けるという「簡単かつ安全な仕事」のはずだった――。時を同じくして、そのホテルには驚異的な記憶力を備えた女性・紙野結花が身を潜めていた。彼女を狙って、非合法な裏の仕事を生業にする人間たちが集まってくる……。
そのホテルには、物騒な奴らが群れをなす!

登場人物

七尾:通称天道虫(てんとう虫)、致命的に運の悪い殺し屋。
真莉亜:仲介屋。仕事の依頼を受け、七尾に指示を出す女性。
紙野結花:驚異的な記憶力を持っている女性。乾から逃げようとしている。
乾:紙野結花の雇用主。政治家や警察関係の裏仕事を引き受けている。
ココ:逃がし屋。ハッキングが得意な60代。
モウフとマクラ:ペアの殺し屋。高校のバスケットボール部で一緒だった。乾と知り合い”業者”となる。
蓬実篤:情報局長官で元政治家。三年前に妻子を交通事故によって失い情報局を開設。15年前に列車内で刃物を振り回す男を佐藤秘書とともに取り押さえ有名になった。50代半ば。
佐藤:蓬実篤の秘書。
池尾充:ニュースネットの記者。
高良(コーラ)と奏田(ソーダ):2人組の殺し屋。爆弾を使う。
エド・アスカ・ナラ・ヘイアン・カマクラ・センゴク:6人組の殺し屋。容姿に自信があり、自分以外は有象無象だと思っているため残忍な殺し方を好む。

ネタバレ感想

今作も面白くて一気読みしました。
舞台は超高級ホテルのウィントンパレスホテル。宿泊すると幸せな気持ちになるため、死にたかった人も死にたくなくなるということで、”死にたくても死ねないホテル”と呼ばれているホテルで、死体がゴロゴロする事態が起こっちゃいます。

乾の秘密を知っている紙野結花を捕らえるために6人組の殺し屋が雇われ、紙野結花は逃がし屋ココに依頼、ココはボディガードとして高良と奏田を雇い、それぞれがウィンストンパレスに集まります。
偶然ホテルへ来ていた七尾を見つけたココは、紙野結花に七尾を頼るように伝え、しっかり巻き込まれる七尾。
ホテルの2階レストランでは、情報局局長の蓬実篤と秘書の佐藤が池尾記者のインタヴューを受けています。関係がないと思われた2組の事情が終盤に絡んできます。

嫌だ嫌だついてないと言いながらも仕事は有能な七尾。記憶力が良すぎるため嫌なことが忘れられないと嘆く紙野結花。息子のために50代からハッキングに目覚めたココ。容姿が良くて人生をスムーズに生きられるスイスイ人ではないため仲良くなったマクラとモウフ。”業者”としての仕事内容やキャラクターの性格や考えが興味深くて憎めない。
逆に6人組や”業者”殺しは好きになれないというより恐ろしい。

終盤の大どんでん返しと死体もたくさん出来るけど、良い人は死なないところも、甘い様だけど好感が持てます。七尾にはまだまだ活躍してほしいですからね。

コメント

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