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重過ぎない 『リアル・ペイン〜心の旅〜』(ネタバレ感想)

映画の旅

ジェシー・アイゼンバーグは好きな俳優さんなのですが、監督もしていたとは知りませんでした。
第97回アカデミー賞で脚本賞と助演男優賞にノミネート、キーラン・カルキンが助演男優賞を受賞。

Real Pain 2024年米 90分 PG12

ストーリー

かつて兄弟同然に育ち、近年は疎遠となっていた従兄弟同士、デヴィッドとベンジーが数年ぶりに再会した。亡くなった最愛の祖母を偲んで、彼女の故郷ポーランドを旅するためだ。参加した史跡ツアーでの新たなる出会い。旅の先々で揺れ動く感情。正反対の性格ながら互いに求める“境地”は重なり合う、そんな2人がこの旅で得たものとは?

キャスト

デヴィッドに『グランド・イリュージョン/ダイヤモンド・ミッション』のジェシー・アイゼンバーグ、ベンジーに『スコット・ピルグリムVS邪悪な元カレ軍団』のキーラン・カルキン、ツアーガイドのジェームズに「SHERLOCK」のウィル・シャープ、他ジェニファー・グレイなど。
監督・脚本はジェシー・アイゼンバーグ

ネタバレ感想

ジェシー・アイゼンバーグ監督2作目。自身が家族のルーツを辿った旅の記憶を元にして脚本を書いたそう。

ジェシー演じるデヴィッドは妻子持ちの神経質気味の真面目で不器用だけど優しい。
従兄弟のベンジーは自由奔放で人懐っこい反面、繊細で「リアルペイン(本当の痛み)」を抱えている。
そんな彼を心配したデヴィッドは、2人が大好きだった亡き祖母の思い出を辿るため旅に出る。
ユダヤ系アメリカ人である彼らは祖母の祖国ポーランドへ行き、現地の史跡ツアーに参加。
ツアーで第二次世界大戦中にユダヤ人がどの様に扱われたかを知るのだけれど…。

デヴィッドとベンジーが正反対の性格で、自己中心的なベンジーに振り回されるデヴィッド、ベンジーは人に迷惑も掛けるけれど、結果的にみんなに好かれる。彼を心配しつつも、ちょっと羨ましいデヴィッド。まあ、その気持ちはよく分かる。でもその従兄弟をちゃんと愛してる。
ベンジーは冒頭から何か抱えているんだろうなというのは容易に想像がつくんだけれど、最後にデヴィッドが明かすだけ。シリアスにも深刻にもし過ぎてないのが良い。

ツアーも終わり、NYに帰って来た二人。旅のおかげでベンジーの痛みが減ったわけでもなく、デヴィッドが救ったわけでもない。ただ従兄弟同士が一時親交を深め、別れを惜しみながらも、またそれぞれの生活に戻っていく。
そんなさりげない終わり方が、ちょうど良い様な物足りない様な作品でした。

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