監督の前作『わたしは最悪。』がもうひとつピンと来なかったので、あまり期待しないで本作を観たら、とっても良かったです。
第98回アカデミー賞では作品賞・監督賞・主演女優賞・助演男優賞・助演女優賞2人・国際長編映画賞・脚本賞・編集賞の8部門で計9ノミネート。

AFFEKSJONSVERDI 2025年ノルウェー/独/デンマーク/仏/スウェーデン/英 135分
ストーリー
オスロで俳優として活躍するノーラと、家庭を選び息子と夫と穏やかに暮らす妹アグネス。母が亡くなり、幼い頃に家族を捨てて長らく音信不通だった映画監督の父・グスタヴが葬儀に現れる。グスタヴは15年ぶりの復帰作となる新作映画の主演をノーラに依頼するが、父への怒りと失望をいまだ抱えるノーラは、その申し出をきっぱりと拒絶する。ほどなくして、アメリカの人気女優、レイチェルが抜擢され、姉妹の実家で撮影が始まるが…。
キャス
舞台女優のノーラに『わたしは最悪。』のレナーテ・レインスベ、映画監督の父グスタヴを『デューン 砂の惑星』のステラン・スカルスガルド(以外にも今回初オスカーノミネート)、妹アグネスをインガ・イブスドッテル・リッレオース、アメリカの人気俳優レイチェルに『プレデター:バッドランド』のエル・ファニングなど。
監督は『わたしは最悪。』のヨアキム・トリアー。
ネタバレ感想
父と娘の親子の確執がテーマなので、共感しやすかったですね〜。
自分自身、同居している父親に一線を引いているところがあるので尚更。
私は父と性格が違うので相容れないのですが、本作の父娘は性格が似ているので余計拗れています。
子供の頃両親が離婚してから長い間音信不通だった父グスタヴ、母の葬儀に突然現れたと思ったら、ノーラに今度撮る映画の主役をオファーします。
自伝的な映画で、ノーラの役は自殺したグスタヴの母親の役。
しかも自分が生まれ育った家を撮影に使うというのに、余計に苛立ちます。
ノーラはグスタヴがノーラの舞台を観ないのに映画の主演を依頼してきたことに腹が立ちます。
他人ではなく家族からの賞賛を誰しも欲するようで、妹アグネスは過去にグスタヴの映画に出演し濃密な時間を過ごした経験があるからか、父親に対してノーラほどの怒りを抱えていません。
彼女の仲立ちで、雪解けのように和解する最後が暖かい。
長年家族を見守ってきた家の存在が大きくて、ラストでリフォームされたのはなんだか残念でした。
ノーラの代わりに演じることになったレイチェルの存在も大きかった。
4人のアンサンブルが自然で、役者さんみんな上手かった〜!

↑入場特典でもらったステッカー(左)も良い感じ。置いてあった無料の冊子(右)も内容が充実してましたよ。


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