信じることさ 必ず最後に愛は勝つ 『枯れ葉』(ネタバレ感想)

映画の旅

第76回カンヌ国際映画賞で審査員賞を受賞した、フィンランドのアキ・カウリスマキ監督の『枯れ葉』を観ました。
なんとなく「愛は勝つ」の歌詞が浮かびました。

 

Kuolleet lehdet 2023年フィンランド/ドイツ 81分

 

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ストーリー

ヘルシンキで倹しい暮らしを送る孤独な女性アンサ。スーパーマーケットで働いていた彼女だったが解雇される。
一方、同じく孤独な労働者のホラッパは、憂鬱な日常にアルコールが手放せなくなり解雇。
そんな2人がカラオケバーで出会い、互いに気になりながらもそのまま別れる。
しばらくして2人は偶然再開し、お互いの名前も知らないままデートする。
次に会う時に名前を教えると約束して別れる2人だったが…。

キャスト

アンサに『TOVE /トーベ』のアルマ・ポウスティ、ホラッパにユッシ・バタネン、ホラッパの同僚ヌオタリに『街のあかり』のヤンネ・フーティアイネン、アンサの友人リーサに『希望のかなた』のヌップ・コイブなど。
劇中登場するバンドはマウステテュトット、監督はアキ・カウリスマキ

ネタバレ感想

つい見逃してしまっていて、久しぶりのアキ・カウリスマキ監督作。
2017年に引退宣言していたのに突然の復活。どこかの国のアニメ監督みたい。

質素な暮らしぶりに少し前の時代設定かなと思っていたら、
ラジオからはロシアのウクライナ侵攻のニュース。
どうやら時代設定に意味はないみたい。
底辺の生活に戦争のニュース、戦時中の生活のような主人公たち。

ゼロ時間契約者(事業主の求めに応じて不定期に短時間就労する契約労働者)としてスーパーで働くアンサ。
賞味期限切れで廃棄する食品を持ち帰っているのがバレ、解雇される。
工場の仕事をしていたホラッパは、アル中なのがバレ解雇。
お互い仕事には恵まれないけれど、かばってくれる友人も居てなんとか暮らしている。
2人がカラオケバーで出会い、言葉も交わさないまま惹かれあう。
次に偶然出会った時にはそのままデート。
デート映画は盟友ジム・ジャームッシュ監督の『デッド・ドント・ダイ』。
一気に距離が縮まったかと思えば、ここからがすれ違い。

少ない台詞の代わりに、挿入される歌の歌詞が気持ちを代弁している様で。
やりきれない生活の中でも自尊心を捨てないアンサと、酒に溺れるホラッパ。
電話番号を失くし、アル中を拒否され、これっきりに思えたけれど、
どちらも互いのことが忘れられず、立ち直る決意をするホラッパ。
いよいよと思えば事後にあい、血縁ではないのに病室へ入れてくれる看護師さんが優しい。

ハッピーエンディングに拍手。
犬はいつも癒し。チャップリンは監督の愛犬らしい。

 

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コメント

  1. kero より:

    先ほどコメントしたけど名前を入れるのを忘れてました。
    消えちゃったかも・・・。スンマセン。

    とにかくワンコが可愛かったということで(笑)
    北欧カラーの着こなしも素敵だったな。

    • 木蓮 木蓮 より:

      keroちゃん

      名前入れるところの位置が悪いのか、調整できると良いんだけどね〜。
      貧しくてもきちんとした暮らしができているのが印象的でした。
      色が良いよね。

  2. 匿名 より:

    「最後に愛は勝つ!」ですかね。
    二人とも良い友人には恵まれてて良かったよね。
    そうそう、看護婦さんも優しかった!  ワンコ、連れて行っていいの?とビックリしたし。
    カウリスマキ監督と言うと、やはりワンちゃんは欠かせないのよね。
    本当に良い子で目が釘付けでしたわ。

    • 木蓮 木蓮 より:

      keroちゃん

      ワンコはまず、電車に乗れるんだ〜と思ったよね。
      そおいうところは良いなぁ。
      お利口さんだったね。
      ウチのも見習って欲しいわあ。

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