孤独な集まりに光を当てる 『ステージ・マザー』(ネタバレ感想)

孤独な集まりに光を当てる 『ステージ・マザー』(ネタバレ感想)

エルヴィス』を観た後なので、何か音楽モノをと思い録画を探して『ステージ・マザー』を見ました。
エルヴィス』とは全く関連なかったけど、悪くない映画でした。

Stage Mother 2020年カナダ 93分

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ストーリー

テキサスの田舎町の主婦メイベリンの元へ、絶縁状態だった息子リッキーの訃報が届く。夫の反対を押し切ってサンフランシスコで行われる葬儀へ出席すると、リッキーがパートナーのネイサンとゲイバーを経営していたことを知る。バーの相続権利は親族にしかなく、メイベリンが相続することに。リッキーが亡くなったことで経営が悪化していたバーを、夫には黙って再建しようとするメイベリンだったが…。

キャスト

メイベリンに『アニマル・キングダム』、『世界に一つのプレイブック』のジャッキー・ウィーヴァー、夫のジェブにヒュー・トンプソン、リッキーの親友でシングルマザーのシエナにルーシー・リュー、リッキーのパートナーのネイサンにエイドリアン・グレニアー、ドラァグクィーンのチェリーにマイア・テイラー、ジョーンにアリスター・マクドナルド、テキーラにオスカー・モレノ、ダスティにジャッキー・ビート。ホテルのコンシェルジュ長のオーガストにアンソニー・スコティなど。
監督はトム・フィッツジェラルド

ネタバレ感想

息子リッキーがゲイであることをカミングアウトしたため、疎遠になってしまったメイベリン。
突然息子の訃報が届き、夫の反対を押し切って、テキサスからサンフランシスコへ出かけ葬儀に駆けつけるも、ドラァグクイーンたちが葬儀でパフォーマンスを始めたのに驚いて式場を後にする。

が、そこで引き下がるメイベリンではなかった。テキサスの田舎の主婦がステージマザーとして大活躍。
思わず相続する事になったリッキーのバーのドラァグクイーンのショーを、口パクから生歌にするために、彼女達に歌のレッスン。
ショーを演出し、観光客を呼び込むことを考え、ホテルへ営業に回る。
リッキーの親友でシングルマザーのシエナの子供の子守りをしつつ、シエナの相談に乗り、ドラァグクイーン達の悩みにも手を差し伸べる。
立て直したバーは、リッキーのパートナーで共同経営者のネイサンへ譲る、とメアリー・ポピンズの様に全ての問題を解決し、ホテルのオーガストとは良い雰囲気に。
堅物の夫はどうするの?というところで終わります。

ちょっと出来過ぎな気もするけれど、まあたまには甘々なのも良いかな。

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