『竜とそばかすの姫』を見た後、細田守監督の前作『未来のミライ』も見ました。
第91回アカデミー賞長編アニメ映画賞ノミネート作品。
Mirai 2018年日本 98分
ストーリー
両親と暮らす４歳の甘えん坊の男の子“くんちゃん”。初めての妹“ミライちゃん”ができてから、それまで両親の愛情を独占してきたくんちゃんは不満がいっぱい。そんな時、庭でくんちゃんを“お兄ちゃん”と呼ぶセーラー服の少女と出会う。彼女はなんと、未来からやってきたミライちゃんだった。そんなミライちゃんに導かれ、時を超えた家族の物語へと旅立つくんちゃんだったが…。
キャスト
くんちゃんの声に上白石萌歌、ミライに黒木華、おとうさんに星野源、おかあさんに麻生久美子、ばあばに宮崎美子、じいじに役所広司、ひいじいじに福山雅治、他神田松之丞、吉原光夫など。
監督は細田守。
ネタバレ感想
細田監督の2人のお子さんが発想の元となった作品。
知らなかっんですけど、過去の作品も監督自身の家庭体験から生まれているそうですね。
４歳の男の子の声に上白石萌歌というのが、見始めてしばらく違和感だったのだけれど、見終わる頃には慣れていました。
自分も４歳の時に妹が出来、家族の寵愛を受けられるのもこれで終わりと家出をすることに決め、車庫を出たところで病院から帰ってきた両親に止められた覚えがあって、くんちゃんの気持ちはよく分かりましたね。(￣ｍ￣〃)ぷぷっ!
その後のくんちゃんの過去や未来への冒険では、とてもワイルドな少女時代のおかあさんがばあばに怒られて大泣きしているところが面白かったですね。ひいじいじはカッコ良すぎでした。
そのひいじいじに触発されて、自転車の補助輪を外して頑張るくんちゃんが可愛らしい。
成長したくんちゃん自身が、子供の自分を諭そうとして無視される件も笑えました。
建築家のおとうさんが家で子育てをすることに決め、おかあさんが仕事に出かけることにした一家。
近所の人から父親が育児をすることを褒められたおとうさんに、良い夫ぶるの好きだよね〜とおかあさんがチクリ。
最初は全く余裕がなかったのに、少しづつ育児に慣れていくおとうさんの様子など、現代社会的であり、リアルだったり見ていてほのぼのする描写も実際の体験から来ていると思うと納得。
予告見てスルーしていましたが、個人的には『竜とそばかすの姫』よりこちらの方が面白く感じましたね。
やはり実際見てみないと分からないもんですね〜。
