愛することとは 『スーパーノヴァ』(ネタバレ感想)

愛することとは 『スーパーノヴァ』(ネタバレ感想)

観るつもりだった『ライトハウス』をぼやぼやして見逃してしまい(>_<)こちらは見逃さないように慌てて観ました『スーパーノヴァ』。
ミニシアター系は、2週目は1日上映1回になったりするので、うかうかしていてはダメです(←自分に言ってます^^;)

Supernova 2020年英 95分

 

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ストーリー

20年来のパートナーのピアニストのサムと作家のタスカーは、愛しあい家族や友人にも恵まれ、幸せな人生を歩んできた。生涯を共にするはずが、タスカーが病に侵されていることがわかる。タスカーが動けなくなる前にキャンピングカーで旅に出る2人。最後の最後までともに生きることを願うサムと、愛しているからこそ終わりを望むタスカー。それぞれが相手を思う2人は、ある決断をするが……。

キャスト

サムに『1917 命をかけた伝令』のコリン・ファース、タスカーに『プラダを着た悪魔』『キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー』のスタンリー・トゥッチ
ピッパ・ヘイウッド、イアン・ドライズデイル、サラ・ウッドワードなど。
監督はハリー・マックィーン

ネタバレ感想

予告を見た段階で良い映画なのは分かったし、主演の2人の演技も間違いないのは知っていたので、正直なところ、それを確認するために観たような気もしますが、美しい映画でした。
湖水地方の美しい風景、美しい2人、互いを想い合う美しい心、2人を遠からず近からずの距離で見守る家族や仲間。
変な同情や慰めもないのが良い。

ピアニストとしてサムを復帰させるためのピアノリサイタルの旅を計画したタスカー。
キャンピングカーで思い出の場所やサムの実家へと寄りながら、自分を終わらせる計画。
タスカーの希望で旅に出たものの、何かおかしいと気づくサム。
病気のタスカーと最期の時まで一緒に暮らしたいサムと、自分でなくなった自分をサムに見せたくないタスカー。
どちらの気持ちもわかるだけに辛い。
愛しているなら行かせてくれとか言われると、何も言えないですよね。
セリフよりも2人の表情で語るので、このキャストでこそでした。

一緒にいくことを決断したサムでしたが、
最後は、サムが演奏会でタスカーの好きな曲を演奏しているシーンで終わったので、
おいていかれたのかなぁ。
いろんな解釈はできると思いますけど、自分はタスカーがサムが一緒に来ることを拒んだと思いました。

死という運命をどう受け止めるのかを、ストレートに考えさせられる映画でした。


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