孤独な天才発明家 『テスラ エジソンが恐れた天才』(ネタバレ感想)

孤独な天才発明家 『テスラ エジソンが恐れた天才』(ネタバレ感想)

説明くさい邦題の『テスラ エジソンが恐れた天才』を観ました。
予告でカイル・マクラクランイーサン・ホークが相手の顔にソフトクリームを擦り付け合ってるやつですね。

 

TESLA 2020年米 103分

 

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ストーリー

1884年、移民としてニューヨークへやって来たテスラは、憧れのエジソンのもとで働き始めるが、直流方式の送電を考案したエジソンに対し、テスラは交流方式を主張したため決別。その後テスラは実業家ウェスティングハウスと組んでシカゴ万博でエジソンに勝利し成功を収めるが金銭面では困窮したままだった。大財閥J・P・モルガンの娘アンの推薦でモルガンから莫大な資金を得て“無線”の実現に挑むテスラだったが・・・・・。

キャスト

ニコラ・テスラにイーサン・ホーク、トーマス・エジソンにカイル・マクラクラン、 J・P・モルガンの娘アンにイヴ・ヒューソン、ジョージ・ウェスティングハウスにジム・ガフィガンなど。
監督は『アナーキー』マイケル・アルメレイダ

ネタバレ感想

交流電気方式を唱えたテスラと直流方式を主張するエジソンとの電流戦争については『エジゾンズ・ゲーム』で観ましたが、それ以外のテスラの人生については初めてかも。
プレステージ』ではデヴィッド・ボウイがテスラを演じたように、エキセントリックなイメージだったテスラ。
この映画がどこまで史実に忠実なのかは分からないのですが、J・P・モルガンの娘アンに惚れられたというのは本当の様で、そのアンが語り部となって話が進行するものの、上記のソフトクリームのシーンだったり、話題になっていたエジソンがスマホを弄っているシーンなど、創作されたシーンがところどころにあるのが、スパイスになるというよりは逆に戸惑ってしまう感じでした。
テスラの親友として出てくるシゲティも実際に存在しているのか、テスラのイマジナリーフレンド的な描写なのかもよく分からず、女優とのエピソードもなんだか中途半端。
研究肌で人付き合いが苦手なテスラゆえ、金儲けには疎く常に困窮していて孤独な生涯だったことは分かりました。

最後にテスラが”ルール・ザ・ワールド”(ティアーズ・フォー・フィアーズ)を自虐的に熱唱するシーンはちょっとウケました(歌詞が絶妙に心情に合っている感じで)が、それならエジソンがパイを食べるシーンで、”Damn! Good Coffee.”とマクラクランに言わせて欲しかったですね。( ̄m ̄〃)ぷぷっ!


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