- 1月28日だった公開予定が延期になっていた『シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇』。
当分観られないもんだと落ち着いていたら、予想外に早い3月8日から公開されることになり、まだ観たい気持ち戻ってきてないな〜と思っていたはずが、感想を目にするとやはり早く観たくなって鑑賞。
EVANGELION:3.0+1.0 THRICE UPON A TIME 2020年日本 155分
テレビアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」(1995年 – 1996年)を、新たな設定とストーリーでリビルド(再構築)した『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズの完結編。
3作目の『:Q』から8年経っての完成。タイトル最後の”𝄇”の部分は、演奏記号のリピート記号だそうです。
冒頭で、『:序』『:破』『:Q』のダイジェスト映像(主にセリフ)【これまでのヱヴァンゲリヲン新劇場版】が流れてから本編が始まります。
自分は新劇場版しか見ていないニワカでさえないレベルなので、観賞後いろんな人の感想やら考察やらを読んでみましたが、読めば読むほど更に訳がわからない。( ̄∀ ̄*)イヒッ
もはや追いつくのは諦めましたので、新劇場版の設定だけでの感想です。(過去新劇場版の感想は→コチラ)
まず本作、ちゃんと『:Q』の続きの話になっています。
『:Q』の最後、茫然自失のシンジと任務の事しかわからないアヤナミレイを連れてアスカが向かった先が”第3村”、ニアサードインパクトで助かった人たちが暮らしている村です。
人類はどうなったのか気になっていたので、助かった人たちが居ることにひとまず安心。
そこにはシンジの親友だった鈴原トウジや相田ケンスケたちが大人になり暮らしていました。
彼らのおかげで自分を取り戻し、再びミサトの居るWILLE(ヴィレ)の旗艦ヴンダーに乗るシンジ。
ここまでは割としっかり尺を取っていて、ここからは一気に話が進んだ感じ。
ストーリーは思いっきり端折りますが、最終的に碇ゲンドウと対峙したシンジは、アスカ、レイ、カヲル、そしてゲンドウの魂を解放。全てのエヴァンゲリオンは消滅。
最後は宇部新川駅のホーム、線路の向かいに居るレイ、カヲル、アスカ。成長したシンジのもとにマリが現れ、2人は駅の外へ。
さっぱり分からないまま観ていましたが、分からないだけに目が離せず集中するので没入してましたね。
劇場内も静まりかえっていたので、みんなそうだったのかも。
ラストの意味もよく分からないけれど、なんとなく綺麗に終わったような印象。
式波アスカがクローン(?)で眼帯の中が使徒封印柱で、一体使徒ってなんなの、とか、
真希波・マリ・イラストリアスは幾つなの、とか、加持がカヲルのことを渚司令と呼ぶのも何故か分からない。
分からないことづくしなのですが、個人的に一番引っかかったのは、
そうでなくてもシンジの母親的な存在だった葛城ミサトを本当に母親にして、しかも碇ゲンドウと同じように、息子に対しての負い目があるために会わないという設定にしたこと。
どうにも不憫に感じました。
(あと、回想の中のミサトの部屋に転がっている一升瓶のラベルが獺祭でしたけど、スポンサー?)
急ぎ足な感じでしたが、無事完結しましたね。
庵野監督お疲れ様でした。(『:Q』の後、精魂尽き果てて鬱になったらしいですね)
四半世紀以上見守ってきたみなさんもお疲れ様した。