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観ていて苦しくなるほどの喪失の先は『フェザーズ その家に巣食うもの』(ネタバレ感想)

映画の旅

ベネディクト・カンバーバッチの最新作『フェザーズ その家に巣食うもの』を観ました。
突然妻に先立たれ、幼い2人の息子を抱え悲しみに暮れる男の前に、喋るカラスが現れます。

THE THING WITH FEATHERS 2025年英 98分

ストーリー

最愛の妻を突然亡くし、幼い2人の息子たちと残されたコミックアーティストの男。悲しみに打ちひしがれながらも慣れない家事に追われ、手探りで新たな生活を始めようとしていた彼のもとに、謎の人物から電話がかかってくる。「彼女は逝ったが、私はいる」と話すその男は、それ以来彼に付きまとうようになり、やがて彼がコミックとして描く生き物に似た「クロウ(カラス)」となって姿を現す。

キャスト

父に『ローズ家 〜崖っぷちの夫婦〜』のベネディクト・カンバーバッチ、息子たちにヘンリー&リチャード・ボクサル、クロウにエリック・ランパール、 クロウの声は『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』のデヴィッド・シューリス、アマンダに『ボイリング・ポイント/沸騰』のビネット・ロビンソン、弟ポールにサム・スプルエルなど。
監督・脚本にディラン・サザーン

ネタバレ感想

マックス・ポーターによるベストセラー小説「悲しみは羽根をまとって」の映画化。

最近父親役が多い様に感じるベネディクト・カンバーバッチ
自身も3人の男の子の父親なので、テーマに共感しやすいのかもしれない。(と勝手に自分が思っているだけな気もするけど^^;)
Netflixの「エリック」では、息子が行方不明になり、酒浸りになり、息子が描いたエリックという人形(?)の幻覚を見る様になる父親なので、ストーリーだけ見ると本作と似ているのだけれど、「エリック」の方は元々酒やドラッグに溺れがちで息子ともうまくいっていないダメ父親で、本作は息子たちの良い父親だったのが悲しみからボロボロになっていく善良な男で、雰囲気はまったく違う。

喋るカラスが出てくるので、ファンタジーなのかホラーなのかと考えながら観てしまうのだけれど、そうではなく暗闇からもがきながら這い上がるドラマでしたね。
喪失感を具現化したカラスは、敵なのかと思えば、罵ったり励ましたりしながら親子に寄り添い、悪魔に魂を喰われるのを阻止してくれる。
悲しみや後悔は無くなることはなく、喪失感は抱えたまま生きていくしかない。
立ち直るということは元に戻るのではなく、自分の変化を受け止め、新しい自分・新しい家族として再スタートするということなのだと教えてくれた映画でした。

コメント

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