「フランス人の道」を歩くと3つの成長をするらしい。サンジャン・ピエ・ド・ポーからブルゴスまでの約300kmで肉体の成長、ブルゴスからレオンまでの約200kmで精神の成長、レオンからサンティアゴ・デ・コンポステーラまでの約300kmで魂の成長。さて本当かな?
10月4日(土)Portomarin→Palas de Rei(パラス・デ・レイ)24.8km(難易度2)

5時20分起床、6時に起きると言っていたイギリスおばちゃんも起きてきてさっさと先に出発しちゃった。出てみると霧雨が降っていて寒い。

暗い中で出会った韓国の女性と一緒に歩こうと誘ったら、次の町で友人と待ち合わせだそうで、そこまで話しながら歩く。少し歩いたら開いているバルがありそこに友人が居たので別れる。

ついでにそのバルで朝食。オレンジジュースとチョコケーキで3.3€

寄付制のアルベルゲで、雨の中ボランティアスタッフが外で待っていて、休憩していくよう勧めてくれる。ありがたい。コーヒーとスタンプをいただく。

小雨が降り続き、屋根のある休憩ポイントが見つからず、そのまま歩き続け、宿に12時25分頃着。13時15分からの受付時間まで中の共用スペースで待たせてくれたので、バナナを齧りながら待つ。定員48人の大きなAlbergueで受付が始まるとあっという間に列が。朝会った韓国の女性も同じ宿、Sariaから朝一緒に歩いたスペインのおっちゃんも来た。
受付が終わりシャワーに向かうが、シャワーブースが今までに泊まった宿で一番狭い!
争奪戦になるかと思った洗濯機(4€)は空いていてすぐ使えた。
洗濯している間にスーパーに買い出し、ワイン(間違って白を買っちゃった)、ラザニア、パスタを買う。雨で寒いのでもう出かけない。

乾燥機(3€)をかけている間に、洗濯場の隣の共用キッチンで、ラザニアとワインの昼食。

夕食は残りのカルボナーラをレンチンしてワインと。
10月5日(日)Palas de Rei→Arzua(アルスーア)28.5km(難易度2)

5時20分起床、手製のサンドイッチとインスタントコーヒーをキッチンで食べてから出発。トランスファーサービスに預ける荷物は屋外に置くのが嫌だった。(着いた時も屋外に置かれてた)
前方をキョロキョロしながら歩いている人がいたので声をかける。サリアから歩き始めた韓国人のスミは、カミーノに誘ってきた友人がギブアップしたとか。しばらく一緒に歩くと、私の歩くのが早いので先に行ってと言われる。彼女がポール代わりにしてる木の棒が重すぎるのだと思う。
これまで追い抜かれてばかりだったのに、初めて早いと言われて変な気分。

3時間半歩いてようやくカフェへ。パンケーキはシロップも頼むべきだった。
タコ料理で有名なMelideの町を通ったけれど、まだ10時前なので諦める。日曜市が出ていたりして賑わいそうだった。
分岐点は右がお薦めと書かれていたので右へ。左の方が楽かもと思ったけれど、残りは後3日、不自由さしんどさを楽しもう。足にはくるけど。


11時にオーガニックショップでオレンジジュース(1.5€)。


13時半ごろ宿着。オーナーはかなり高圧的。縦型のベッドが面白そうだったけれど、夜は音が案外響いてうるさかった。曇っていて手洗いでは乾きそうにないので、洗濯と乾燥を頼む(10€)

シャワー後出掛け、エンパナーダとビールで昼食。

フロント横のキッチンで洗濯物が出来るのを待つが、洗濯機3台、乾燥機2台フル稼働していても時間が掛かる。他にすることもないので、インスタントコーヒーを入れて飲みながらぼんやり過ごす。

18時過ぎに夕食へ。まだ店が開いていなくて裏通りへ足を伸ばしてみる。唯一開いていたピザ屋へ入ってみたら、どうも英語が通じないのでどうしようかと思ったけど、ほぼお任せでお願いする。

ワインのあてにクレープっぽいもの。サラダとチーズ入りのチキンカツ2枚に目玉焼きが乗ったプレートがきた。2枚は多いと思ったけど揚げたてで美味しくて完食しちゃった。14.5€
10月6日(月)Arzua→O Pedrouzo(ペドロウソ)19.3km(難易度3)

距離が短いので6時起床。ただ難易度3なのが気になるところ。


ちょうどいい休憩場所が見つからず、10時過ぎに朝食。オレンジジュース、コラ・カオ、チョコドーナツで5.5€


昼前に宿着。12時15分からの受付待ち。プールやマッサージチェアもある(使わなかったけど)。ツアーなのか団体客が説明を受けていた。

ルーティンを終えATMで現金を下ろしてビール。おまけがつく店とつかない店がある。
ショーケースのナポリターナが美味しそうだったので、明日の朝食用に持ち帰り。(4.8€)
気づいたのだけど、スペイン語で返してくる店や宿の人達は、英語で話しかける内容は理解はしているみたい。

宿の前の道でスペインのおっちゃんに出会う。お互い明日はCompostelaだねとハグ!

夕食はメキシコ料理店で、ベジタリアンブリトーとミチェラーダというビールカクテルに挑戦。トマトジュースにライムやチリパウダーが入ったものをビールで割る感じ。注文はタブレットで。

ミチェラーダは面白かったけど、1度きりで良いかな。( ̄∀ ̄*)イヒッ
ブリトーには小豆と米が入っていて、甘くないおはぎみたいだった。
10月7日(火)O Pedrouzo→Santiago de Compostela(サンティアゴ・デ・コンポステーラ)19.4km(難易度1)
5時に目覚ましをセットしていたのに4時半に何度もアラームを鳴らす人がいて目が覚めてしまったので起きる。他にも何人か起きてきたけど、誰もキッチンの電気の場所が分からないので、暗闇で昨日買ったナポリターナを食べて5時半に出発。
暗い中空港のすぐ横の道を通る。飛行機の轟音にビビる。
ポールは配送の荷物に入れたので慎重に歩いていたら、いつの間にか巡礼路から外れていて、慌てて軌道修正。前を他の巡礼者が歩いていても気を抜いてはいけない。

8時20分頃開いているバルを見つけて朝食、マーマレードトーストとコラ・カオ。スタンプももらう。教会でもスタンプをもらい、スタンプ2つを確保したので後は休憩せずに歩く。

予定どおり11時前にSantiago de Compostela到着。ここでもバグパイプの音に迎えられる。

宿が一緒だった方を見つけて写真を撮ってもらい、家人や友人、マッツへ報告。
12時からのミサの列に並んだつもりが違う列だったので、慌てて並び直し、かなり後方だったけれど無事入れて、席にもつけた。始まるまで30分以上待ち、始まってからも長いしスペイン語なので何言ってるか分からなくて余計眠い。(英語のミサもあるということを後で知る)
周囲の人と同じ様にしていたら信者でもないのに聖餅(オスティア)をいただき、これで終わりかと帰りかけたら、最後の最後にボタフメイロ(大香炉が宙を舞う)が。写真を撮ってはいけないのだけれど、皆一斉に写真を撮り始める。遠くだったけど見られて良かった。全て終わるまでに1時間程度かかった。

巡礼事務所へ行き、巡礼証明書と距離証明書をもらう(3€)。ネットで事前登録していたので早かったけど、すごく事務的。クルデンシャルのスタンプなど全く確認なし。

次に別の場所で、熊野古道との2つの道の巡礼証明書をもらう。熊野の確認をどうするのかと思っていたら、自分で登録するシステム。日本人スタッフもいたけど、やはりスタンプの確認もなく、あっさり証明書とバッジをいただいた。

ひととおりやることを終えたので昼食どころを探す。

ビールとサーモン、タパスだけしか頼まなかったら店の親父の機嫌が悪かった。

高台にある宿Albergue Seminario Menor(2泊で56€)にチェックイン。敷地内に神学校があり、間違って行きかけて地元の人に止められた。元々は修道院だったらしい。中は回廊状になっていて迷うくらい広い。シャワーやトイレは新しいけれど部屋は古いままで簡素。寝られれば良いけど廊下の音がとても響く。洗面所にシンクもあったので洗濯し廊下の干し場に干す。

夕食にまた出かけるのが億劫で、宿の地下のスーパーでエンパナーダを買って食べる。
10月8日(水)Santiago de Compostela

7時起床、今日は大聖堂の屋根に登るツアーを予約していて、ツアー時間の11時半まですることがないので、部屋でまったり。9時前に部屋を出たら、イジェウさん達にバッタリ。2日前に着きこれからバスでムシアへ行くそう。

カフェで朝食。クロワッサンサンドとカフェ・コン・レチェ。
ツアーの時間まで土産物屋をのぞいて時間潰し。
大聖堂前に行くとスティーブや見知った顔に会う。お互いにおめでとうと言いあって別れる。

ガイド付きで大聖堂の屋根に登るツアーは天気が曇りだったのは残念だけど、面白い体験だった。

1時間ほどのツアーが終わってから昼食。タパスでビール。
宿へ戻ったけど、シャワーする気も洗濯する気も起きない。
放心状態というと大袈裟だけど、何かやり残したような、物足りなさも感じる。
一緒に乾杯する人がいないからかも。
到着した時も辿り着けたという安堵感はあったものの、達成感や感動は特になくて、なんだかな。

食欲はあるので夕食に出掛けてみたけれど適当なところがなく、スーパーで買ったサラダとトルティージャを宿の地下のキッチンで食べる。
Day38〜42へ続く



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