多分訳分からないだろうからと友達を誘わずに1人で観たら、分かりやすくて面白かった。
と思えるのはランティモス作品初では?
第98回アカデミー賞4部門(作品賞・主演女優賞・脚色賞・作曲賞)ノミネート。

BUGONIA 2025年アイルランド/英/加/韓国/米 120分 PG12
ストーリー
カリスマ経営者のミシェルが誘拐される。犯人のテディはミシェルを宇宙人と確信していて、一緒に暮らす従兄弟のドンと共にミシェルを自宅地下に監禁。ミシェルに地球から撤退することを要求する。テディの誤解を解き解放させるために、説得しようとするミシェルだったが…。
キャスト
ミシェル・フラーに『憐れみの3章』のエマ・ストーン、テディに『シビル・ウォー アメリカ最後の日』のジェシー・プレモンス、ドンにエイダン・デルビス、サンディに『聖なる鹿殺し』のアリシア・シルヴァーストーン、ケイシーにスタヴロス・ハルキアスなど。
監督は『哀れなるものたち』のヨルゴス・ランティモス、製作に『ミッドサマー』の監督アリ・アスターなど、脚本は『ザ・メニュー』のウィル・トレイシー、音楽はランティモス監督過去3作でも組んだイェルスキン・フェンドリックス。
ネタバレ感想
分かりやすくて驚いていたら元ネタがあったようで、2003年の韓国映画『地球を守れ!』(未見)のリメイクなんですね。
そして驚いたのは、ジェシー・プレモンスがめちゃめちゃ痩せている。
タイトル「ブゴニア」は、古代の伝承「牛の死骸から生まれるミツバチ」に由来し、古代ギリシャや中世ヨーロッパでは、ミツバチは牛の死骸から発生すると信じられ儀式もあったそう。怖!
陰謀論に染まっているのか実は本当なのかというのは常に頭にあるのだけど、
それ以外にも疑惑が二転三転するんですよね。
信じきっているテディは憎めなくて。
暮らしぶりも豊かではなさそうだし、警官のケイシーからは過去に何かされていそうだし、精神が病んで陰謀論に走ったのかと思えば、
中盤で実はミシェルとテディの間には母サンディという因果関係があることが分かります。
(母親がアリシア・シルヴァーストーン!『クルーレス』から随分経ったもんね〜)
恨みが妄想に結びついたのかと考えつつ、これ以上テディに酷いことをさせたくない(もうかなりしてるけど)ので、なんとかミシェルに脱出して欲しいと思いつつ観ていたら、いざチャンスが来たのに逃げない!
これはもしや〜と思いつつも、電卓の時点ではまだ読めてなくて、その後の展開にも驚かされました。
結局、テディの行動や判断は剃髪から真実を掴んでいたということ。
しつこいくらいに映す地球の最後は、もういいよって思いましたけど、皮肉の効いたブラックコメディで面白かったです。


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