思い出したようにアカデミー賞ノミネート作品の塗りつぶし。
2019年第92回アカデミー賞で国際長編映画賞と主演男優賞にノミネートされた『ペイン・アンド・グローリー』を見ました。

Dolor y gloria 2019年西 113分 R15+
ストーリー
映画監督のサルバドールは数々の肉体的な痛みに苦しみ、精神的にも気力を失い引退同然の生活を送っていた。ある日、自身の昔の作品が再上映されることになり、当時の主演俳優アルベルトと上映時の登壇を依頼される。撮影時激しい口論になり、以来絶縁状態になってしまっていたアルベルトと、30数年ぶりの再会を果たすサルバドール。和解の印にアルベルトからヘロインを勧められ、試してみると痛みが和らぎ、夢の中で過去の母との人生を思い出し…。
キャスト
サルバドール・マヨに『パディントン 消えた黄金郷の秘密』のアントニオ・バンデラス、母ハシンタに『ザ・ブライド』のペネロペ・クルス、老年期の母に『パラレル・マザーズ』のフリエタ・セラーノ、 俳優のアルベルトにアシエル・エチェアンディア、フェデリコにレオナルド・スバラーリャ、メルセデスにノラ・ナバスなど。
監督は『パラレル・マザーズ』のペドロ・アルモドバル。
ネタバレ感想
ペドロ・アルモドバル監督の半自伝的作品、ということだけど、仰々しくはなく、人生の一部分の回想という感じ。
身体の痛みと亡き母との約束を果たせなかった後悔から、隠居生活状態の映画監督のサルバドール、痛み止めの代わりに使ったヘロインで、過去の母との生活を思い出す。
若い方はどうなのかわからないけれど、シニアの自分からすると、いつものギラギラではない枯れた感じのバンデラスがとてもイイ男で、俳優アルベルトも色っぽい、サルバドールの昔の恋人フェデリコも色男、絵描きの男性もキラキラしていて、出てくる男性が皆魅力的で美しい。
ペネロッピーはいつものペネロッピー。
ただ生きているだけ状態だったサルバドールが、過去を思い出し、昔の恋人に再会したことで、生きる意欲を取り戻す。
フェリーニの『8 1/2』のオマージュらしいのだけれど、見てないのよねぇ。(>_<)
それほど劇的な話ではないけれど、過去の回想シーンも現在のシーンも興味深い。
昔の恋人との再会はロマンティックで、自分のセクシャリティを初めて感じるシーンは、ちょっと恥ずかしいかな。淡々としているようで情緒たっぷりでしたね〜。



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