ブエンカミーノ 葡萄畑を抜けてリオハからレオン州へ(Day8〜11)

サンティアゴ巡礼

9月9日(火)Logrono→Najera(ナヘラ)29km(難易度1)

いつもの宿朝食

ホテルの前が巡礼路、早朝組が既に歩いている。

朝焼け、日の出前の景色が好き。

最初の町まで12.4km、9時過ぎに着くと、やっと開いていた店に皆行列。
ボカディージョとオレンジジュース(5.5€)

Iglesia Santa Maria de la Asuncion

スタンプをもらおうと入った教会の内部が凄かった。
この後またしばらく休憩ポイントが無くて、延々歩く。

周囲はリオハワイン用の葡萄畑、マッツが葡萄を盗んできて渡してくれるので、食べながらしばらく一緒に歩く。彼は自分の会社がなくなってしまい、この後どうするか考えたくて巡礼に来たらしい。物見遊山的に来ている自分とは大違いで、なんだか申し訳ない。

話しながら歩いたおかげで長距離だけど楽だった。14時過ぎにNajera到着。

                  Albergue Nido de Ciguena ツインルーム38€

忘れてたけどネットで個室を予約してた。3日連続個室、2段ベッドに戻れるかしらん。
宿の支払いが現金のみで手持ちの現金がいよいよ無く、町でATMを探すが見つからず。

諦めて昼食後、スーパーへ。夕食用にパエリアも買う。キッチンのレンジで温めて、個室なので部屋で食べちゃおう。

9月10日(水)Najera→Santo Domingo de la Calzada(サント・ドミンゴ・デ・ラ・カルサーダ)20.7km(難易度2)

残っていたパンとバナナを食べて、6時過ぎに出発。

真っ赤な朝焼けが美しい。

8時過ぎに着いた町でカフェ・コン・レチェ(カフェラテ)休憩(1.5€)。
9時過ぎに小雨が降ってきて、レインジャケットを着たけど、長い登り坂で余計に暑い。すぐ止んだので良かった。

小雨の後の虹

12時45分着。宿のチェックインが13時からなので先に昼食。ビールとコロッケなど。

Alfonso Penaにチェックイン、48.4€。4日連続個室( ̄▼ ̄;アハッ・・・・
アパートのワンフロアを1部屋づつ貸している様な宿。管理人は英語が話せなく、翻訳ソフトでやり取り。洗濯機が無料で使えるのがありがたいけれど、またトランスファーサービスで頼んだ荷物が届いていなくて、町に戻ってATMを片っ端から試し、富士通の機械でようやく現金をおろせた。ついでにスーパーに寄って夕食用のサラダやティッシュなどを買う。個室という贅沢をしているので夕食代は節約。

パラドール(歴史的建造物を改装した高級ホテル)に泊まるマッツと比べると、大した贅沢ではないけどね。( ̄∀ ̄)

PARADOR BERNARDO DE FRESNEDA

9月11日(木)Santo Domingo de la Calzada→Belorado(ベロラド)22km(難易度2)

個室で食べてはいけないので、キッチンで食べ6時前に出発。

シアトルから来たミーガン(メンタルをやられ引きこもっていたけれど、意を決してカミーノへやってきたそう)と歩いていたら、Granonに入ったところで良い感じの朝食セットを出しているキッチンカーを発見。一緒に食べていたら、マッツも来て合流。8時前に日の出。

パン、トルティージャ、オレンジジュース、カフェ・コン・レチェで5.5€

足にできた豆が治らないと愚痴ると、Compeedという絆創膏がベストとマッツが渡してくれるので1枚貰おうとしたら、全部あげる今すぐ貼れと言われたけど、ボロボロの足は見せたくないのでありがたく頂くだけにした。

カミーノ中に使った残り
ここからレオン州

11時半ごろまた休憩、チョコラータとジュースで3.3€。

13時に宿Albergue MUNICIPAL El Corro de Belorado(13€)着。ロッカーなしベッドのみ、コンセントは共用、シーツも別料金(1€)。シャワー・洗濯のルーティーンを済ませ昼食へ。

ビールとピンチョスで5.5€
宿へ戻っても久しぶりのドミトリーで落ち着かず、居場所が無くする事がない。

夕食は久しぶりの宿でのコミュニティディナー、オーストラリアからの夫妻(奥さんはカンボジア系、Pamplonaのバルで声を掛けてきた人)、カナダ人、ドイツ人と食卓を囲む。話しはするが特に自己紹介は無し。

インゲン豆のソテー、豚団子とひよこ豆のスープ、ヨーグルト(14€)。最初のソテーが多すぎてスープを残した。味ももうひとつ。

9月12日(金)Belorado→Ages(アヘース)27.5km(難易度5)

行程表ではSan Juan de Ortegaまでの23.9kmを歩くことになっているのだけれど、宿が取れなくて次の町まで進むことに。13kmの山越えがあるのに距離伸ばして大丈夫か?

5時に起きてキッチンで支度しようとしたら、韓国の人がオンラインミーティングをしていた。7時間の時差がちょうど良いのかも。隣のテーブルで静かに支度する。
昨日から風邪の気配がする。気のせいだと良いけど。

Tosantosで開いている店を見つけたけれど、まだ1時間しか歩いていないので次にしようと見送ったらしばらく店がなく、9時ごろやっと朝食。

また小雨

ひたすら登り道

11時過ぎにまた休憩。なぜかピエロの格好をしているおじさんが、どこから来たのか聞き、その国の言葉で挨拶してくれるのが面白い。マッツに大ウケ。オレンジジュース(1.5€)

Ages到着。本当に小さい町。

Albergue El Pajar de Agés(16€)に着いたのが14時15分頃。
シャワー・洗濯後、宿の裏のレストランへ行ってみたらハンバーガー店で、小さい町とは思えないほど賑わっていた。近隣の町からわざわざ食べに来ている感じ。

出てきたバーガーがデカい!チキンパテ150g、お腹いっぱいになり夕食はパス。

町の教会へ行ってみたら、Los Arcosのコミュニティーディナーで一緒になったオーストラリアのじいちゃん(もっと年配かと思ったら68歳、来日時東京の桜が終わっていたので、桜を追っかけて青森まで行ったと話していた)が居て、教会の上の鳥の巣が気になる、Beloradoの教会の上にも巣があり、毎年鳥がやってきていたのだけれど、今年は来なかったと聞いたからと。16時半に開くはずが時間になっても誰も開けに来ないので、またあとで出直すと言ってた。

Day12〜17へ続く

コメント

  1. kero より:

    美しい風景に荘厳な教会、美味しい食事・・・歩くのは大変だけどそれを上回る素敵な体験が出来てるよね!
    よく登場するマッツさん、ついついあの俳優さんの顔で妄想してしまいますが~(笑)
    ちょっとでも似てはなかった?
    皆さんいろいろな思いでこの地にやってきてるのね。
    鳥の巣、私も気になる。かなり大型の鳥かな。

    • 木蓮 木蓮 より:

      keroちゃん

      ほぼ食べ物の写真しか撮ってなかったわ( ̄∀ ̄*)イヒッ
      マッツは発音はあの俳優と一緒らしい。いずれ顔出しあるかも〜( ̄∇ ̄)ニヤッ
      ね〜、どんな鳥だろうね〜、巣はかなり大きいからね〜。
      そういえば、スペインではカラスを見かけなかったよ。

  2. hedgehgo より:

    木蓮さん

    巡礼の旅の記録、ここまで一気読みさせてもらいました。

    徒歩の旅の出発点に辿り着くだけでも私の想像以上にタイヘンで、本番の「旅」が始まってからもいよいよタイヘン! 7キロの荷物を背負って歩くなんて無理と思ってたけど、有料で次の宿泊所まで運んでもらえる仕組みがあるのか、それならいいね……と思ったのも束の間、自分が次の場所に着いても荷物がまだ届いてないこともあるのか、う〜ん、それもなかなかしんどい!

    こうしてリアルな旅を追体験させてもらえるだけでもヘタレな私には十分貴重な体験です。続きも楽しみしています。

    • 木蓮 木蓮 より:

      hedgehogさん

      一応毎日ジャーナルを付けていたのですが、読み返すと全然内容が無く、記憶も既に曖昧で、思い出すのに苦労してます。( ̄∀ ̄*)イヒッ
      このペースだと、トータルで記事何本になるの?( ̄▼ ̄|||)
      こんなですけど引き続きよろしくお願いします。

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