エドガー・アラン・ポーの事件簿 『ほの蒼き瞳』(ネタバレ感想)

エドガー・アラン・ポーの事件簿 『ほの蒼き瞳』(ネタバレ感想)

クリスチャン・ベール演じる元刑事が、若き日のエドガー・アラン・ポーと出会い、殺人事件の解明に挑む姿を描くミステリー・サスペンスの『ほの蒼き瞳』を見ました。
一部の劇場で公開中ですが、こちら地方は公開がないのでNetflixの配信で。

 

The Pale Blue Eye 2022年米 128分 16+

 

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ストーリー

1830年のある冬の日。米ニューヨーク州ウェストポイントの陸軍士官学校で、ひとりの士官候補生が、心臓がくり抜かれた死体となって発見される。学校の体面に傷がつくことを恐れた幹部たちは、事件をひそかに調査するため、引退していた地元の元刑事オーガスタス・ランドーに真相解明を依頼する。調査を進める中でランドーは、詩を愛する風変わりな士官候補生のエドガー・アラン・ポーと出会い、2人で事件の真相に迫っていくが……。

キャスト

オーガスタス・ランドーをクリスチャン・ベール、エドガー・アラン・ポーに「バスターのバラード」のハリー・メリング、セイヤー学長に『スペンサー ダイアナの決意』のティモシー・スポール、ヒッチコック大佐にサイモン・マクバーニー、校医にトビー・ジョーンズ、妻にジリアン・アンダーソン、娘のリアに『シング・ストリート 未来へのうた』のルーシー・ボーイントン、パッツィにシャルロット・ゲンズブール、ぺぺにロバート・デュバルなど。
監督は『ブラック・スキャンダル』のスコット・クーパー

ネタバレ感想

ルイス・ベイヤードの「陸軍士官学校の死」の映画化。
陸軍士官学校で首を吊ったと思われる士官候補生の死体が発見される。
その死体は心臓が切り取られていた。
士官候補生は自殺ではなく他殺なのか。切り取られた心臓はどこに。

ベテラン俳優陣を贅沢に配し、最近注目のハリー・メリングがエドガー・アラン・ポーを演じます。
ポーを気に入ったクリスチャン・ベール演じる元刑事のランドーが彼に手伝わせながら調査を進めます。
切り取られた心臓から悪魔崇拝を疑うランドー。ランドーは外部から事件調査を、ポーは士官候補生達と交流することで内部から探り、ある士官候補生の姉で校医の娘リアに恋をします。
犯人特定が出来ないうちに、同じく心臓を切り取られた候補生の死体が見つかり、学校幹部達からランドーへの圧力が強まります。

ミステリーとしては二段構成で、犯人が分かったと思えば、実はという展開。
悪事に対する復讐と迷信からの儀式が噛み合い、真相は二組の悲劇。
悪くないミステリーでした。

 

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