選択できる自由 『ブルックリン』(ネタバレ感想)

選択できる自由 『ブルックリン』(ネタバレ感想)

HDD整理でやっと見ました『ブルックリン』。
第88回アカデミー賞作本賞、主演女優賞、脚色賞ノミネート作品。

 

Brooklyn 2015年アイルランド/英/加 112分

Advertisement

ストーリー

アイルランドの小さな町エニスコーシーで姉と母と3人で暮らすエイリシュ。町の食料品店で働くしかない彼女を心配した姉ローズの力添えで、エイリシュは一大決心の末に単身アメリカへと渡る。過酷な船旅を経て、ようやく新天地となる大都会ニューヨークへと降り立ったエイリシュ。ブルックリンの高級デパートで売り子として働き、同郷の女性たちと寮生活を送る。なかなか新生活に馴染めず、ホームシックに陥っていた時、ダンスパーティで知り合ったイタリア系の好青年トニーと付き合うようになり、少しずつ街に馴染んでいくエイリシュの元にローズの訃報が届き…。

キャスト

エイリッシュにサーシャ・ローナン、姉のローズにフィオナ・グラスコット、母親にジェーン・ブレナン、神父にジム・ブロードベント、トニー・フィオレロにエモリー・コーエン、キーオ婦人にジュリー・ウォルターズ、ミス・フォルティー二にジェシカ・パレ、ジム・ファレルにドーナル・グリーソン、他。
監督はジョン・クロウリー

ネタバレ感想

サーシャ・ローナンは『つぐない』の頃から注目しているのに(そんな人多いと思いますけど^^;)、作品は結構見逃していて(・・A;)あせあせ
彼女の国籍はアイルランドなんですね。

アイルランドの田舎町、仕事がないため嫌味な店主の店で仕方なく働いているエイリッシュ。
母と姉の3人暮らしで決して裕福ではない。
仕事と住まいを紹介してもらい単身アメリカに渡り紹介してもらった仕事と住まいで生活を始めるも、ホームシックに。

ブルックリンはアイルランド系移民が多いらしく、寮や教会が作るコミュニティがあり、移民者へのバックアップ体制があるんですね。貧しい暮らしの者のためのクリスマス会や、独身者のためにダンスパーティやら。

最初は厳しいと思えた上司も、感じ悪かった同じ寮の女性たちとも、次第に馴染めるようになり、恋人もでき新生活を謳歌し始めた時に知る姉の死。
故郷に帰ると、姉の仕事を紹介され、かつては金持ちを鼻にかけていると思い嫌っていたジムと良い仲に。
ブルックリンと故郷との間で揺れ動く気持ち。
渡米以前にはなかった選択肢に戸惑うんですよね。

かつての店主の横槍がなければどうしたのかとも思うけれど、なぜ自分が街を出たのかを思い出すことが出来て、ブルックリンへ帰るエイリッシュ。
新天地への旅立ちと、揺れ動く恋心の青春ストーリーでした。

Advertisement

映画の旅カテゴリの最新記事