雰囲気だけでもうお腹いっぱい 『ライトハウス』(ネタバレ感想)

雰囲気だけでもうお腹いっぱい 『ライトハウス』(ネタバレ感想)

劇場で見逃していた『ライトハウス』を見ましたが、劇場スル〜で良かったのかも〜。( ̄∀ ̄*)イヒッ
ハラハラ度かなり高し!

THE LIGHTHOUSE 2019年米 109分 R15+

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ストーリー

1890年代、ニューイングランドの孤島にやって来た2人の男。彼らの仕事は灯台守、4週間にわたって2人だけで灯台と島の管理を行う。ベテランのトーマス・ウェイクは若いイーフレイム・ウィンズローをこき使うばかりで、灯台の光の番を独占する。ウィンズローのストレスが募っていく中、激しい嵐が島を襲い、外界から完全に孤立し、食糧も途絶えてしまう。

キャスト

トーマス・ウェイクに『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』のウィレム・デフォー、イーフレイム・ウィンズローに『THE BATMAN-ザ・バットマン-』のロバート・パティンソン、他ワレリヤ・カラマン、ローガン・ホークスなど。
監督は『ウィッチ』のロバート・エガース

ネタバレ感想

全編モノクロだけど、逆に良かった。カラーだったら衝撃過ぎました。
孤島に爺さんと2人きり。
見るからに不潔な宿舎。
風が強いか、雨が降っているか、嵐か、な天候。
明るさの兆しも見えない環境。

冒頭から暴言吐きまくりのウェイク。
時代かもしれないけれど、若く体格も良く体力もある相手に対して、そんなに高圧的になったら、仕返しが怖くないのかと、初っ端からハラハラ。
ウェイクからこき使われるのにじっと耐えるウィンズロー。
こんな仕事に就くのには、訳ありだというのがすぐ分かります。
耐えに耐えた4週間。やっと帰れると思った途端に嵐。
迎えも来ず、食糧も無くなり、元々剃りが合わなかった2人、堪忍袋の尾が切れて〜。
ま〜、そうなりますよね〜。(;-_-) =3 フゥ

幻覚を見るようになり、現実と幻想の区別がつかなくなってくるウィンズロー。
ウェイクは最初から狂っている。
ウインズローの秘密を明かし、ウェイクが査定も兼ねた日誌にウィンズローを無能呼ばわりしていたのがバレ、怒りの歯止めが効かなくなったウィンズロー、ウェイクを生き埋めに。怖っ!
結局ウィンズローも、海で亡くなった漁師の魂が宿っていると言われるカモメに生きながら食われる最後。
どっちも怖いわ!

序盤から淡々と恐怖を積み重ねていく演出は見事。
デフォーだけでなくパティンソンの狂気の演技も素晴らしく、よくまあこんな役やりましたよ。
見てる方も結構気力削られますので、お気をつけて。

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