古き良きアメリカ的な 『クライ・マッチョ』(ネタバレ感想)

古き良きアメリカ的な 『クライ・マッチョ』(ネタバレ感想)

クリント・イーストウッド監督・主演作の『クライ・マッチョ』を観ました。
イーストウッド監督作のファンでは無いのに、なんとなく観てしまいますね。
田舎でもイーストウッドというだけで公開されるのは、今洋画を観る層が高年齢だからかも知れません。

CRY MACHO 2021年米 104分

 

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ストーリー

1978年のアメリカ、テキサス州。元ロデオスターのマイクはある日元雇い主のハワードから、別れた妻のもとで荒んだ生活を送る息子のラファエルをメキシコから連れ戻してほしいと頼まれる。借りを返すために引き受けてメキシコへ向かったマイク。ラファエルは母親から逃げるため、闘鶏用のニワトリ“マッチョ”を相棒にストリートで生きていた。
父親の元へ連れて行こうとするマイクだったが、ラファエルを連れ戻そうとする母親の仲間やメキシコの警察が見張っていて先へ進めず、立ち寄った田舎町に隠れているうちに、

キャスト

マイクにクリント・イーストウッド、ラファエルにエドゥアルド・ミネット、ハワードにドワイト・ヨアカム、2人を匿ってくれるマルタにナタリア・トラヴェンなど。
監督はもちろんクリント・イーストウッド

ネタバレ感想

クリント・イーストウッド91歳。
前回の監督主演作『運び屋』の映画の内容もほとんど忘れていますが、当時の感想を見直すと〜、

「88歳のイーストウッド、出てきた途端に強烈に老いを感じました。
モデルになった人物が90歳だそうなので、そう演じたのかもですが。
今作は嫌な展開になることもなく、あっさり終わって逆に拍子抜けしちゃいました。
主人公にイーストウッド自身の人生を重ねた「回顧と贖罪」の物語という噂で、深読みしながら見ると感慨深いのかもしれませんが、老人と家族のテーマだと、『ストレイト・ストーリー』とか、『ネブラスカ』のような感動はやってこなかったですね。」でした。
今回演じたマイクの年齢は分からないけれど、まあ見た通り。
それなのに、ラファエルの母が色仕掛けをしようとしたり、旅先で女性から好意を寄せられたりとモテモテ。
まあ彼の映画って、いつもこんな感じではありますけどね。
今作はイーストウッド以外メジャーな俳優さんも出てこないので特に、スター映画って感じ。
ごたごたしている様でそれほど苦労なく、ラファエルを父親の元へ送り届けました。
1970年代はまだ古き良きアメリカが残っていたのかも。
運び屋』よりも更に衝撃もカタルシスも何もなく、わざわざ観に行くほどではなかったですね〜。
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