少々やり過ぎだけど大事なテーマもあるよ 『スパイダーマン3』(ネタバレ感想)

少々やり過ぎだけど大事なテーマもあるよ 『スパイダーマン3』(ネタバレ感想)

1月7日に公開の『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』に先駆け、おさらい鑑賞続行中。
スパイダーマン』、『スパイダーマン2』に続き、『スパイダーマン3』。

Spider-Man3 2007年米 139分

 

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ストーリー

すっかりNYの街の人気者となったスパイダーマン。
MJとの交際も順調なピーターは有頂天で、MJの悩みに気づけない。
父の遺したスーツでニュー・ゴブリンとなったハリーはピーターを襲い、落下して記憶を失う。
そんな時警察からベン叔父さんを殺した犯人が脱獄したと告げられたピーターは、サンドマンとなったマルコを捕まえようと躍起になるが、宇宙から飛来した謎の液状生命体シンビオートに寄生され、ブラック・スパイダーマンとなってしまう。

キャスト

シリーズ引き続き、ピーター・パーカー/スパイダーマンにトビー・マグワイア、メアリー・ジェーン(MJ)に『パワー・オブ・ザ・ドッグ』のカーステン・ダンスト、ハリー・オズボーンにジェームズ・フランコ、編集長に『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』にも同じ役で出ているJ・K・シモンズ、コナーズ教授にディラン・ベイカー、他エリザベス・バンクス、ブルース・キャンベルウィレム・デフォーもやはり1シーンあり。
フリント・マルコ/サンドマンにトーマス・ヘイデン・チャーチ、エドワード・ブロック/ヴェノムにトファー・グレイス、グウェン・ステイシーにブライス・ダラス・ハワード、ステイシー警視にジェームズ・クロムウェルなど。
監督はサム・ライミスタン・リーは今回はしっかりセリフあり。

ネタバレ解説

元々3部作構成だったのか、結果的にそうなったのかは分かりませんが、一応決着がついた3作目。
サンドマン、ニュー・ゴブリン、ヴェノムとヴィランが3人出てくるという盛りだくさん。
サム・ライミ版のスパイダーマンシリーズでは、ヴィランは悪い人ではないけれど、弱さや怒りに漬け込まれて悪に取り込まれてしまうという悲しさが常にあって、ピーターでさえ負の感情からシンビオートに寄生され、ブラック・スパイダーマンとなってしまう。
ピーターもハリーも復讐心を捨て相手を許すことで自分を取り戻す。
ハリーの最期の前に友情が蘇り、MJとの仲も戻り丸く収まったラスト。
ただ取り憑かれていたにしては中盤のピーターの浮かれ具合とMJへの嫌がらせ、ハリーを本気で殺そうとした辺りは、やり過ぎでちょっと引きます。(^_^;)

さて、次は『アメイジング・スパイダーマン

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