新章幕開け? 『マトリックス レザレクションズ』(ネタバレ感想)

新章幕開け? 『マトリックス レザレクションズ』(ネタバレ感想)

マトリックス レボリューションズ』から18年ぶりに制作された『マトリックス レザレクションズ』を観ました。
間違いなく続編でしたが、新章の幕開けかも。

 

 

The Matrix Resurrections 2021年米 148分

 

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ストーリー

世界的に有名なゲームクリエイターのトーマス・アンダーソンは、20年前にゲーム「マトリックス3部作」を作り大ヒットさせたがそれ以降ヒットが無く、時折ゲームと現実の区別がつかなくなり、定期的にセラピーに通い処方される青い錠剤を飲み続けていた。
ある日、トーマスのスマホにネオと呼びかけるメッセージが入り、ウサギのタトゥーを入れたバッグスという女性についていくと、モーフィアスから真実を知りたくないかと赤い錠剤を差し出される。

キャスト

ネオはもちろんキアヌ・リーブス、トリニティーももちろんキャリー=アン・モス、ナイオビもジェイダ・ピンケット・スミスですが老けメイクでよく分からない、分からないと言えばメロビンジアンもあまりの落ちぶれ加減にランベール・ウィルソンと知らなければ分かりませんでした〜、とここまではシリーズ引き続き。
モーフィアスは『アクアマン』のヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世、エージェント・スミスにジョナサン・グロフ、セラピストにニール・パトリック・ハリス、バッグスにジェシカ・ヘンウィック、サティーにプリヤンカー・チョープラ・ジョナスクリスティーナ・リッチなど。
監督は過去3作品の監督、ラナ・ウォシャウスキー

ネタバレ感想

映画が始まり、なんだか見たことあるシーン、これ『マトリックス』の冒頭じゃない?と思っていたら微妙に違う。
今作のマトリックスの中では、マトリックス3部作は大ヒットしたゲームということになっていて、ネオ達の物語はマトリックスの中の住民(?)もバッグスたち人間も誰もが知っている。
ゲームを作った(ことになっている)トーマス・アンダーソン(ネオ)は、続編を作るのには反対なのに、上司(スミス)と顧客(ワーナーブラザーズ)に押し切られるところなんて、現実世界とリンクしていてまるでセルフパロディ。
ところどころに過去作のシーンが挟まれ、名セリフを劇中の人物が話したりするのがある意味面白い。

マトリックスの中では前作から20年後だけれど、人間世界では60年経っていて、機械界も人間界も内戦(?)が起こり、人間界はザイオンが滅びアイオという都市が出来、機械「シンシエント」と共存している。
(死んでいるはずのモーフィアスがDSI(デジタル自己イメージ)として存在しているのはなぜなのかはよく分からず)
機械界はアーキテクトが代わり、ネオとトリニティーを活かしておく方が人間電池の生産性が良くなるという理由で2人をレザレクションさせていた。
青いピル漬けにされていてもティファニー(トリニティー)が気になるアンダーソン(ネオ)。
助けられ覚醒したネオが、トリニティーが生きていることを知り助けようとするのはネオとしては当然だし、2人の関係が揺るがないところが良い。
自我に悩んでいたトリニティーが最終的には最強となったのも良い。
マトリックス内では、ティファニーという名前にして、引き止めるために子供を餌にしたことで、アーキテクトをボコボコにするところは最高!トリニティーはどっちの世界でもカッコ良かった。

2人がマトリックスを作り替えると言い、進化したスミスとも決着がついていないので、まだ続くんでしょうかね。
新3部作のスタートなんでしょうか?

 

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