TVシリーズにすれば良かったんじゃあ? 『アーミー・オブ・ザ・デッド』(ネタバレ感想)

TVシリーズにすれば良かったんじゃあ? 『アーミー・オブ・ザ・デッド』(ネタバレ感想)

ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』が期待されているザック・スナイダー監督のNetflix配信ゾンビ映画『アーミー・オブ・ザ・デッド』を見ました。今度のゾンビは軍隊ってことらしい。

Army of the Dead 2021年米 148分

 

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ストーリー

アメリカ軍が輸送していたコンテナから超人的なゾンビが逃げ、ラスベガスがゾンビパニックへと陥る。ゾンビの街となったラスベガスは死闘の末封鎖された。
そのゾンビ大戦の英雄だったスコットの元へカジノオーナーの田中が訪れ、ラスベガスのカジノの金庫の中にある現金の回収を依頼。
チームを集めてゾンビだらけのラスベガスへ潜入にしたスコット達だったが、そこは”ゼウス”と呼ばれる超人ゾンビが王として君臨するゾンビ軍団が支配していた。

キャスト

スコット・ウォードに『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのデイブ・バウティスタ、娘のケイトに『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』のエラ・パーネル(見てる間中高畑充希に似てるな〜と思ってました、マリアにアナ・デ・ラ・レゲラ、コヨーテにノラ・アルネデゼール、ディーターに『100日間のシンプルライフ』のマティアス・シュバイクホファー、ヴァンデルローエにオマリ・ハードウィック、マイキーにラウル・カスティーヨ、チェンバーズにサマンサ・ウィン、パイロットのピーターズにティグ・ノタロ、セクハラ警備員カミングスにテオ・ロッシ、田中に真田広之、田中の部下のフランクにギャレット・ディラハントなど人種的にはほぼ完璧なのではと思えるキャスティング。
監督は2004年の『ドーン・オブ・ザ・デッド』がデヴュー作だったザック・スナイダー

ネタバレ感想

2時間28分という長尺の割に広げた風呂敷を畳まずに終わった感じ。
ゾンビ映画が溢れている中で目新しい設定はあまりないのだけれど(お金を回収ときいて『新感染半島 ファイナル・ステージ』をすぐ思い出したし)、ゾンビにキングとクィーンがいるのは初めてな気が。ただ赤ちゃんについては、不死なゾンビが子孫を作りたいと思うんだろうか?人と同じ感情を持たせなくても良いのではと思いました。

人間ドラマも描きたかった様ですが、映画の尺では不充分で中途半端で終わってしまっています。
(最後まで田中はほったらかしだし>_<)
前日譚となる『Army of Thieves』が配信予定で、アニメシリーズとして『Army of the Dead: Lost Vegas』というのも配信されるらしいので、その辺で補完するつもりかもしれませんが、映画だけ見ると不完全燃焼な気分。
TVシリーズ化してじっくりドラマも描けば良かった様な気がします。
カジノ内で押し寄せるゾンビとの戦いはなかなか迫力ですが、
パンデミックの今、コメディじゃないゾンビ物見るのも、あまり気分が上がりませんね〜(;-_-) =3 フゥ

 

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