あなたの望みは? 『ワンダーウーマン 1984』(ネタバレ感想)

あなたの望みは? 『ワンダーウーマン 1984』(ネタバレ感想)

前作のおさらいも済んだところで、
ワンダーウーマン 1984』初日初回IMAX2Dで観ました。
なんといっても『TENET テネット』以来の今年公開される超大作ですもんね。

WONDER WOMAN 1984 2020年米 151分

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ストーリー

1984年、スミソニアン博物館で考古学者として働くダイアナ・プリンスことワンダーウーマン。
ある日、同僚のバーバラのもとに持ち込まれた鑑定品の中に願いが叶うという石があり、ダイアナは思わずスティーブが蘇ることを願ってしまう。
するとダイアナの前に1914年に亡くなったはずのスティーブが現れる。
石を密かに狙う実業家・マックス・ロードはバーバラに近づき、遂に石を手に入れ望みを叶えるが、望みと引き換えに代償が必要だった。

キャスト(ネタバレ有り)

ワンダーウーマン/ダイアナ・プリンスにガル・ガドット、ダイアナの母ヒッポリタのコニー・ニールセンや叔母アンティオペのロビン・ライトも冒頭の回想シーンに登場
スティーブ・トレバーにクリス・パイン。
チーター/バーバラにクリスティン・ウィグ、『ゴーストバスターズ』などのコメディエンヌの彼女、とうとうアクションまでやっちゃいました〜。
マックス・ロードに『マンダロリアン』のペドロ・パスカル。マンドーとは真逆の性格。
初代ワンダーウーマン、リンダ・カーターのカメオも有りますよ〜ん♪
監督はもちろん前作引き続きパティ・ジェンキンス

ネタバレ感想

冒頭、懐かしのセミッシラ島、幼いダイアナはSASUKE+トライアスロンの様な高難易度の競技に参加。途中近道をして優勝しようとするのを叔母のアンティオペに諌められます。「嘘から真の英雄は生まれない」という教訓が後々響いてきます。

時は変わり80年代へ。
前作は第一次世界大戦中だったので、画面もグレー一色で話もほぼシリアスでしたが、今作は高度成長期の80年代、カラフルでポップ、笑えるコミカルなシーンもあり。
パティ・ジェンキンス監督は、ダイアナの恋も弱さも正面から描きながら、女々しく無い作風なのが良いですよね。
圧倒的な強さと聡明さを持ちながらも前作から70年間独りで生きてきたダイアナの望みはスティーブのみ。そのスティーブがどう蘇るのかと思えば、願いが叶う魔法の石って!
冗談の様な設定に思えて、人の欲望によって文明が何度も滅びているという笑えない話。
手に入れた望みを手放せないのはダイアナも同じで、この人結構頑固ですからね〜。

ダイアナへの憧れからチーターというヴィランが誕生したという悲劇。
そしてスティーブとの再びの別れに泣けます(つД`)ノ

終盤までに盛り上がりに対して、決着のつけ方は、それしかないか〜と思いつつ少々拍子抜け。まあ、そこまでをしっかり魅せてくれたから良しとしましょう。
ちょっとした望みが、人類滅亡へまで発展思想になる。
悪は常に人の弱さに宿るのが真理ですね〜。

ぜひ劇場で〜!

 

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