美しく善良な人ばかりの映画でした 『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』

美しく善良な人ばかりの映画でした 『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』

オルコット原作の「若草物語」の何度目かの映画化、『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』、古典だけど古臭くなく、ちゃんと今に通じる話になっていて、瑞々しくて、と〜っても良かったですよ!

LITTLE WOMEN 2019年米 135分

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ストーリー

1860年代のアメリカ、マサチューセッツ州。マーチ家は父親が従軍牧師として出征し、残された母と4姉妹は裕福ではないものの幸せに暮らしていた。次女ジョーは姉のメグと出掛けたパーティで、お隣の裕福な家庭の若者ローリーと出会い意気投合する。小説家の夢を持つジョー、音楽が好きなベス、絵の才能があるエイミー、女優になりたいメグ。
どんな才能があろうと結婚以外で女性が経済力を持つことはありえないと思われていた。

キャスト

マーチ家の長女メグにエマ・ワトソン、次女ジョーにサーシャ・ローナン、三女ベスにエリザ・スカンレン、四女エイミーにフローレンス・ピュー、母にローラ・ダーン、父にボブ・オデンカーク、大叔母にメリル・ストリープ。ローリーにティモシー・シャラ、老ローレンスにクリス・クーパー。他ジョン・ノートン、ルイ・ガレル、トレイシー・レッツなど。
監督はグレタ・ガーウィグ

ネタバレ感想

原作の「若草物語」もはるか彼方昔に読んでいると思うし、1994年版のウィノナ・ライダーがジョーを演じた『若草物語』は観ている気がするけれど、ほとんど思い出せません( ̄∀ ̄*)イヒッ
ベア教授がガブリエル・バーンなので絶対観たはず!なんと、クリスチャン・ベイルがローリーですよ!あと、エリック・ストルツも出てます。

1994年版も豪華な配役ですが、今回も旬なキャストが揃っていて見応えたっぷりでした。
作家として動き始めたジョーが、7年前を回想することから始まり、現在と回想シーンが交互に描かれますが、現代か過去かは様子で分かりますし、良い緊張感になってます。
(『ANNA/アナ』みたいにパターン化して途中でダレたりはしない)
グレタ・ガーウィグ監督の手腕ですね。

ジョー達の感情がダイレクトに伝わってきて、悲しいわけではないのに、やたら涙が出ました。美しい映像に優しい気持ちが溢れていて、知っている話なのに新鮮。
いわゆる悪い人が1人もいない映画。

主演のサーシャ・ローナンはもちろん良かったのですが、フロレンス・ピューもとても良かった。子供の頃と成長した現在とをきっちり演じ分けてました。
ティモシー・シャラメローラ・ダーンも良かったです。

アカデミー賞授賞式の時に、ガーウィグ監督がノミネートされないのはおかしいという声が上がっていたのに同意。『レディ・バード』も『ブルックリン』もまだ見ていないので早々に見たいと思います。(と言いつつ、他のDVD借りちゃってるんだけど^^;)

 

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