人は馬鹿なままで犬は成長する 『野性の呼び声』(ネタバレ感想)

人は馬鹿なままで犬は成長する 『野性の呼び声』(ネタバレ感想)

先週観ていた『野性の呼び声』。予告で見た犬の表情があまりにも人間っぽくて、しらけちゃうかなと観るのをためらっていたのですが、映画の中ではそれほど違和感もなくて良かったです。(その割には感想UPが遅いけど( ̄∀ ̄*)イヒッ)

THE CALL OF THE WILD 2020年米 99分

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アメリカの作家ジャック・ロンドン原作の冒険小説「野性の呼び声」の映画化。
映画化されるのは今作で6度目らしいのですが、過去作は未見、原作も未読。

ストーリー

セント・バーナードとスコットランド牧羊犬の雑種バックはカリフォルニアにあるミラー判事の屋敷の飼い犬。大きな身体を自覚しない行動で判事達を悩ませていた。不自由なく暮らしていたバックは4歳の時さらわれ、船で運ばれる。着いたのはゴールドラッシュに沸くカナダ。暖かいカリフォルニアから来たバックには初めての雪郵便を運ぶペローに買われたバックは犬ぞりのメンバーとなる。郵便を届けた街で、バックはソーントンという一人暮らしの老人と出会う。

キャスト

↑のストーリーの後、バックと冒険をするソーントンにハリソン・フォード、ペローにオマール・シー、フランソワーズにキャラ・ジー、ハルにン・スティーヴンス、マーセデスにカレン・ギランなど。
バックはシルク・ド・ソレイユのアーティストの方がモーション・キャプチャーで演じたのをCGで製作。
監督は『
ヒックとドラゴン』シリーズのクリス・サンダース

ネタバレ感想

冒頭で犬の表情が人間っぽいと書きましたが、原作自体が動物を擬人化させ人間の思考と洞察力を持っているという創作だそうなので、人間よりに感じるのが正解なのかも。
バックは無邪気な生活から一変、過酷な環境に放り込まれます。
犬ぞりのメンバーを助けたり、他の犬をいじめるリーダーを倒してリーダーシップを取ったり、ソーントンの良き相棒になったりと、まるで人間関係と同じ。
最後には野生を取り戻し自然な生活に戻っていくバック。
そんなバックの生き様は良かったなと思えるのですが、ソーントンに対しては哀しい気持ちしか持てなくて。
息子を亡くしたショックで妻と別れ、行き場がなく、息子が行きたがった地へ辿り着き、馬鹿に撃たれて迎える最期。
バックの献身と息子の写真を見て、自分の帰る場所はここだったと言うソーントン。
息子のそばに行けるという想いからか、穏やかな最期を迎えますが、
彼の死を誰も知らず、骸は人知れず朽ちていくのだと思うと寂しさしか残らなくて。
バックの成長物語として喜びつつも、寂しい気持ちになってしまったのでした。

 

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