ヒロイン不在が痛い『エンド・オブ・ステイツ』(ネタバレ感想)

ヒロイン不在が痛い『エンド・オブ・ステイツ』(ネタバレ感想)

2013年の『エンド・オブ・ホワイトハウス』、2016年の『エンド・オブ・キングダム』に続く”エンド・オブ〜(〜Has Fallen)”シリーズ3作目。ジェラルド・バトラー演じるマイク・バニング無双伝説最新作『エンド・オブ・ステイツ』を観ました。

ANGEL HAS FALLEN 2019年米 121分 PG 12

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1作目『エンド・オブ・ホワイトハウス(Olympus Has Fallen)』では

ホワイトハウスがアジア系テロリスト集団の奇襲攻撃を受け、警備に当たっていたシークレット・サービスは全滅、大統領を人質にとられホワイトハウスは占拠される。潜入に成功したマイク・バニングは、たったひとりでテロリスト集団に立ち向かい大統領を救出。

2作目『エンド・オブ・キングダム(London Has Fallen)』では

ホワイトハウス陥落の悪夢から2年。英国首相が突然亡くなり、米大統領はじめ世界各国の首脳が葬儀に参列するためロンドンに集結。厳戒態勢の中、同時多発テロが勃発して西欧諸国の首脳が次々と犠牲となる大惨事へ。米アッシャー大統領はマイク・バニングの素早い対応で避難したが、非常事態宣言が発令されたロンドンで、100人を超えるテロリストの攻撃からたったひとりで大統領を護って脱出。

3作目の本作では

前作まで副大統領だったトランブルが大統領になり、シークレットサービス長官のジェントリーの退任でマイクが次期長官と言われているが、長年の無茶がたたって身体はぼろぼろ、不眠に悩まされている。そんな中、トランブル大統領がドローンの攻撃を受け、マイク以外の護衛は全滅。大統領も命は助かったものの昏睡状態。FBIはマイクが大統領暗殺の首謀者と考え、マイクは逮捕される。

キャスト

マイク・バニングにジェラルド・バトラー、トランブル大統領にモーガン・フリーマン、マイクの妻レアは前作までのラダ・ミッチェルからパイパー・ペラーボに。
マイクの父クレイにニック・ノルティ、友人のジェニングスにダニー・ヒューストン
ジェントリーに『ジョン・ウィック』シリーズのランス・レディック、FBIのトンプソン捜査官、誰だっけ?と思ったらジェイダ・ピンケット・スミスでした。女優業もぼちぼちやってるんですね。監督はリック・ローマン・ウォー

ネタバレ感想

( ̄-  ̄ ) うーん、まあ何となく怪しいのは誰かすぐにわかってしまうので、サスペンス性は低い。用意周到にマイクを嵌めたにしては、バレてからの後半のやけくその様な襲撃に違和感ありあり。それで大統領が暗殺出来たとしても、後ろ盾があったら大丈夫なのか?
自暴自棄とも思えるジェニングスに部下が付いてくるのも不思議だし(深い絆があるとも思えないし)、だいたい俺たちはライオンなんだとか、お前になりたかったとかという動機もはぁ?という感じで、説得力に欠ける。
最初のドローンの攻撃は怖かったですね。
爆弾魔マイク父には森林火災を心配してしまった。
フィクションとは分かっていても病院の爆破とかの描写は、見ていて辛いなと最近感じる様になりました。エンタメでもあまりやって欲しくないな。
ドンパチが派手なのは構いませんが、無理矢理に感じると入り込めないですね。
何と言ってもアーロン・エッカート演じるアッシャー大統領の不在が辛い!
このシリーズはアッシャー大統領とマイクの立場を越えた友情・信頼で危機を乗り越えてきたのが良かったので、ヒロインことアッシャー大統領が居ないのが痛いですね。
モーガン・フリーマンが悪いわけではもちろん無いです。アンジェラ・バセットも居ないし、前作までに比べるとキャストもちょっと寂しいですね)

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